11/25(土)、愛媛県の松山へ遠征釣行をしてきました。当日の出船地、和気港には現地組や同じく遠征してきた仲間が続々と合流して総勢10人超え。同港出船のしおさい丸をチャーターし、青物&クログチ狙いのジギングとカワハギ釣りを楽しみます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)
松山で人生初のジギング釣行
筆者は今回がジギング初挑戦。釣行に合わせてタックルを一式揃えて挑みます。初めての釣りに初めてのフィールドと不安もありますが、不思議とワクワクした気持ちも湧いてきました。特に、クログチは地元の静岡方面では馴染みの無いターゲットで筆者にとっては未知の魚。松山に来たら姿だけでも拝んでおきたい魚です。

当日のタックル
・青物&クログチジギング
ロッド:アウトレイジLJ 63XXHB
リール:ソルティガIC 300HL-SJ
メインライン:PE2号
リーダー:LEVEL8号(フロロカーボン、3ヒロ程度)
フック:3/0~4/0
ジグ:青物狙い150g~200g クログチ狙い300g~350g(クログチ狙いではイカ短使用)

・カワハギ狙い
ロッド:デッキステージカワハギ AR175
リール:ステファーノSS 100XG
道糸:PE0.8号
仕掛け:幹糸3号、エダス3号の自作仕掛け(3本針)
針:ハゲ針4号
オモリ:25~30号

釣行開始
出港後はしばらく走ってクログチのポイントへ向かいます。途中、風向きが悪くミヨシとトモの両方で海水を浴びる状態に。筆者もいきなりずぶ濡れです。思わぬアクシデントに見舞われつつもポイントに到着。水深100m超えの深場で300gのジグにイカ短を付けて狙います。しかし、反応無くすぐに青物狙いへと切り替えて次のポイントへと向かいました。

60cmのハマチを手中
青物狙いのポイントへ船が近づくとすでに小規模ながら船団が形成されていました。周囲には鳥が飛び交い雰囲気は最高です。水深は約60m、船長から速いアクションが有効とのアドバイスがありました。持参したリールがスロージギング用のため大変ですが、ハイピッチジャークやジャカジャカ巻きを主体に狙います。

数流しでミヨシ側で初ヒット、これをきっかけにポツポツと青物がアタリ始めました。筆者にも待望のヒットが訪れたものの、痛恨の針外れ。しかし、諦めずにハイピッチジャークを繰り返していると今度はしっかりとフッキングしました。

上がってきたのは60cmを超えるハマチ、ジギングの記念すべき1匹目です。すぐにリリースしましたが、これが最初で最後の青物になってしまいました。背後では大きなサワラも上がり船内が大きく盛り上がります。早い段階で時合が終わり再びクログチのポイントへ移動を決断、朝一は反応がイマイチだったクログチに再挑戦です。

クログチは不発
水深は最大170mとかなりの深場です。しばらく粘ったものの、状況は上向かず結局船内で4匹のみと厳しい釣果に。筆者にもアタリがありませんでした。途中、メインラインを何者かに切られてしまうアクシデントが発生し、どうやらサバフグやサワラがうろついている様子。ラインを多めに巻いておくか予備のスプールがあると安心です。

良型カワハギをキャッチ
最後は港周辺の近場でカワハギを狙います。水深は約30mと関東方面とほぼ同じで、仕掛けも共通です。早い段階からヒットしますが、何故かバラシが頻発します。ふとミヨシ側へ目を向けると原因が一目で判明しました。
釣れるカワハギのサイズが想像以上に大きく、平均サイズで25cmと地元ではほとんど見かけない大判サイズが当然のように釣れています。ようやくキャッチした本命も25cmはあるでしょうか、手のひらを余裕で超えるサイズです。ミヨシでは29cmの泣き尺サイズも出現し驚きを隠せません。愛媛のポテンシャルを実感しつつもバラシが多発し2枚止まりで帰港時刻を迎えました。

最終釣果
最終釣果はハマチ1本とカワハギ2枚の寂しい釣果に。前年と比べてかなり厳しい状況だったようです。慣れている参加者はカワハギをツ抜けするなど着実に数を稼いでいたことからも技量不足もありますが、魚にラインを切られてしまうアクシデントやバラシが多発する不運も重なり思うような釣りが出来なかったのが心残りでした。しかし、初めてのジギングで立派なハマチをキャッチできたのはとても嬉しく一番印象に残った瞬間です。
釣果は渋いが良い経験に
今回は厳しい状況と不運も重なり釣果を伸ばせませんでしたが、ジギングでの初釣果や大判カワハギをキャッチでき楽しい釣行となりました。クログチが釣れなかったのは残念でしたが、また遠征した際にリベンジしたいと思います。

当日船内で釣れた魚はお店に持ち込んで参加者全員で食べることに。どの魚も脂が乗って抜群に美味しいのが印象的でした。特に、背後で釣れていたサワラの炙りは参加者全員が絶賛するほどの美味しさです。釣ってよし、食べてよしの松山遠征は仲間との楽しい時間と共に終了しました。

<杉本隼一/TSURINEWSライター>
しおさい丸