定時退社で仕事が終わった日、帰り道の国道は相変わらずの渋滞だったのでアジングをして帰ることにした。自宅からはかなり離れるが、平日のストレス発散が出来る貴重な時間。欲望には勝てずポイントへ車を走らせた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
仕事終わりの短時間アジング釣行
職場から1時間強でポイント着。思っているより風が強い。肌感覚で北西3mくらいだろう。タックルをトランクから出してセッティングするのも一苦労。風でガイドにラインを通しにくい上にリーダーを結ばなければならず、来たことを若干後悔してしまった。
大きめのサバがヒット
何とかセッティングを終えてポイントに立つ。風も強いので1gのジグヘッドをセットする。風の流れをみてフルキャスト。カウントを取って沈めて行くと引ったくるアタリが出た。自動的にフッキングしてファイトに掛かると強烈な左右への走りはサバだ。しかも夏に比べて大きくなっているので一苦労。
よく見ると隣のサビキ釣りの人も針に掛かっているのは全てサバ。仕掛けもぐちゃぐちゃになっている。これはサバ祭りの予感がする。この祭りから一歩抜き出たいが……。

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本命のアジがヒット
しばらくするとサバの群れが遠のいたようで、表層から10カウント程度の場所でのアタリが激減した。アジのレンジを探しにかかる。しかし、風は強いままでレンジおろかアタリも取り辛い。
深めのレンジに入れて流しているとフッと糸が若干ふけた感じがありアワセるとヒット。やっとアジの顔を拝めたが、狙い通りのアタリが出なかったことに満足感は3分の1程だった。

セッティングに問題があったのかも
帰ってから検証してみたが、風と潮の流れに加えてラインの太さやバランスが合ってない状態であったからアタリが小さかったのでは、と考えてしまった。
エリアトラウトでもよくあることだが、使用しているルアーに対してラインの種類や太さ、リーダーの長さなどによりバランスが合っていないとアタリが出にくいことがある。アジングもそこは同じで、タックルセッティングを考えることが次の1匹に繋がるのだ。
移動先でアジ入れ食い
風がなかなかきついので湾奥の常夜灯ポイントに移動を決定。車で5分ほどの場所で困った時の……最終ポイントである。水深は深いが、比較的軽いジグヘッドで攻めるのがセオリーである。0.8gのジグヘッドで15カウントから始めると1投目からヒット。
先ほどのポイントに比べて風も弱く釣りやすい。先ほど同様に同じレンジを攻めると立て続けにヒット。連続で10匹程ヒットした後、ピタリとアタリが止まってしまった。どうやらスレ始めたかもしれない。
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ジグヘッドを軽くして再び入れ食い
目先を変える意味でもジグヘッドを0.6gに変更して再びキャスト。フォール速度を変えてみる作戦に出る。ワームはそのままでジグヘッドのみの交換である。この交換でアジとの波長が合ってようで15cmまでの豆アジが入れ食いとなった。当たってアワセ損ねても何度も食って来てくれる。
最終的にレンジが少し下がってカウント25まで下げ、レンジキープするように動かすと再びラッシュに入った。このポイントに限らずアジのレンジがコロコロ変わることは頻繁にある。

アングラーは常にそのレンジ変化に対して敏感に反応する事が出来るかで釣果が大きく変わる。自分もアタリが減ってしばらくすると気づく程度であるが、常にレーダーを張り巡らせておく必要があるだろう。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>
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