2023.12.7

ティップランエギング釣行でアオリ11杯【長崎・佐世保】ベタ凪無風の攻略法とは？

アオリイカ(バショウイカ・ミズイカ・モイカ) エギングティップラン長崎北エリア釣行記海水九州エリア長崎県船釣り TSURINEWSライター

水温が下がり始める晩秋の11月初旬。この頃から例年ティップランが熱くなるシーズンだ。今回の釣行では爆釣とはならず、激渋ながらも筆者はキロ級含む合計6杯キャッチすることができたため、その詳細と当日の攻略法を紹介する。

（アイキャッチ画像提供：TSURINEWSライター石橋健一）

釣行概要と経緯

季節は晩秋の11月初旬となり、例年ティップランの調子が上がってくる時期だ。以前からもティップランの予約をしていたものの、時化で中止を繰り返していた。数度目の正直で出港が決まったため、爆釣を期待し胸を躍らせながら釣行を計画した。

エギングのタックル（作図：TSURINEWSライター石橋健一）

オーロジャクソン号

当日乗船した船は、佐世保市鹿町町の港から出港するオーロジャクソン号だ。少人数でリーズナブルな値段での釣行をモットーに気さくで親切な船長だ。1人からでも出港してくれるため、1人で自分の釣りを楽しみたい人にはもってこいの遊漁船である。

ベタ凪無風に苦戦

6時30分頃に出港し、7時頃釣行開始。当日は無風でベタ凪状態。今までの経験上、こういったアングラーが釣りをしやすい状況下は意外と釣果は良い方には結び付かない。

開始早々300～400g程度のアオリイカをキャッチするも、その後がなかなか続かない。潮も動かないため、船が動かずフレッシュなポイントへ船が流れてくれない。また潮が動いていないこともあり、小さいアタリはあるもののなかなかエギを抱いてくれず、低活性なようだ。

開始早々にアオリイカキャッチ（提供：TSURINEWSライター石橋健一）

冒頭で話したように嫌な予感は的中し、その後もポツポツと拾いながらの釣りを展開することとなった。

拾い釣りでアオリイカ確保（提供：TSURINEWSライター石橋健一）

キロ級アオリイカ登場

1杯目キャッチ以降も続かず拾っていく釣りを展開した。釣行開始から3時間程経過した10時30分頃、新しいポイントに到着し、2～3投目の着底後5回誘いを入れ、ステイ中にティップを強く弾く金属的なアタリ。すかさず合わせを入れると、今日1番の重量感とともに、勢い良く鳴り響くドラグ音。バラさないように慎重にやり取りし、上がってきたのはキロ級のアオリイカだ。

キロ級アオリイカゲット（提供：TSURINEWSライター石橋健一）

アタリが少ない時は、今までの経験や知識をフル稼働させながら釣りに集中するため、低活性下でのこの1杯はかなり嬉しい1杯となった。

良型アオリイカをゲットした（提供：TSURINEWSライター石橋健一）

その後も数杯追加し、筆者が6杯、船長が5杯、合計11杯という釣果で釣行終了となった。

当日の攻略法を紹介

当日苦戦を強いられた中で筆者なりの攻略法を紹介する。今回の釣行で苦戦を強いられた要因としては、大きくは以下の2つ。

・無風かつベタ凪のため船が流れない。
・潮が動かないため低活性な傾向。

この打開策としては、筆者は3つ考えた。

（1）キャストで探る

少しキャストし、なるべく広範囲を探り、高活性なイカにアピールする。

（2）毎投回収する

通常は着底、誘い、ステイを2～3回繰り返し回収するところを、毎投ごと回収しなるべくフレッシュなポイントにエギを投入する。

（3）カラーや誘い方を工夫

エギのカラー選択や誘い方を色々と試してみた。

（3）に関しては、アタリが多かったり、乗船人数が多い場合はかなり有効的であるが、少人数での釣行時はあまり関係ないと筆者は考えている。なぜならば答え合わせが非常に難しく、考えすぎると余計に釣れなくなることがあるからだ。そのため（1）と（2）の事項をメインに意識し釣行したことで今回の釣果に繋がったと筆者は考える。