2023.11.28

海釣り初心者が海上釣り堀でマダイにイサキ手中【三重・傳八屋】自作エサが奏功?

かねてより釣行予定を立てていた義父との海上釣り堀釣行。秋の釣りをしやすい気候ではあったが釣りはなかなかの苦戦。苦戦したなりに形のある釣果を出せた様子と立ち回りをお伝えしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター永井航)

海釣り初心者が海上釣り堀でマダイにイサキ手中【三重・傳八屋】自作エサが奏功?

義父との釣行

昔は渓流釣りやナマズ釣りを楽しんでいた義父だが、最近では釣りそのものもめっきり。義父は久しぶりの釣りが慣れぬ海だが、道具だけでなく、アサリにムキエビやムール貝といった餌を自作している気合いの入り具合だ。アテンド役の私としては、その気合いを無駄にせず大釣りをしてもらいところだ。

今回は前回行った南伊勢にある傳八屋さんに予約をしており、当日は3:15に集合しゆっくり釣り場に向かう。釣り場への道中はお互いの過去の釣りの話や今回の釣行への期待で大いに盛り上がった。釣り人あるあるだが、釣り場までの道中が盛り上がってしまい釣り前から疲労なんて経験もみなさんおありだろう。途中コンビニに寄ったりもしたがあっという間に釣り場に到着。受付を済まし、釣具の最終準備を終わらせ出船だ。

釣り座はクジ引きで決める

イケスに着くと抽選となる。くじ運があまり良くないと義父はいうので私がくじ引き。当日はそこそこ風があり、潮は風上からみて斜め前に流れている状況。風が厄介なのもありどう考えても風上の釣り座を取りたいところだ。

今日に関しては風が変わる予報はないので、クジで1日が決まると言っても過言ではない。内心ヒヤヒヤしながら引いたクジは1番。つっよ!という義父の言葉を背に余裕の表情で風上の釣り場を指差し決定。針を結びながら安堵のため息をしていたのはここだけの話。

当日の作戦

2人ともタイやイサキなどの小物は脈釣りで狙い、青物は浮き釣りで狙う。仕掛けは最近流行りの魚から見えないピンクフロロ。果たして威力やいかに。餌は活き餌のアジ、シラサ、イソメ、団子数種に切り身餌。そして義父自作のムキエビやムール貝だ。

早々にマダイが顔見せ

まずは棚を取り、底から50cmのところに得意のシラサを投下。いかにも。というアタリを合わせ、イケス内1番槍のマダイ。モーニングサービスのうちにと思ったが、ここから全然釣れない!釣り座の問題ではなく、イケス全体で釣れていない。義父も含め半分ほどがまだ釣果なし。

海釣り初心者が海上釣り堀でマダイにイサキ手中【三重・傳八屋】自作エサが奏功?海上釣り堀でマダイ手中(提供:TSURINEWSライター永井航)

私も餌や棚を1投毎に変えてやっと思い出した頃に魚からのアタリがある状態。このところ海上釣り堀では満足行く釣果が出ていたので、ついつい忘れていたが、何となくイメージする釣り堀とは異なり坊主や貧果がありえる釣りなのだ。

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

イサキを数釣り

お土産狙いで浅棚のイサキで数を稼げて私は一安心。義父も自作餌でマダイをキャッチし安堵の表情だ。個人的には同行する初心者に魚が釣れた時が釣りで1番嬉しい瞬間だったりする。

シマアジは無念のバラシ

義父もイサキを釣り勢いをつけた所に更にいい引きの魚がヒット!様子を見ているとシマアジだ!これは逃したくない1匹だ。懸命なやり取りで水面まで寄せたが痛恨のバラし。私もネットを片手にフォローに入ったが間に合わずもったいないことをさせてしまった。

その後はイサキを含めて私達だけでなく全体的に当たり餌がなく、完全に迷走。私にもちょろちょろタイが釣れるがいずれも餌も棚もバラバラ。この流れは小物の放流後も変わらず、苦しい展開。

ノーシンカー仕掛けに変更

私は痺れを切らして脈釣りにつけていたガン玉を外し、ノーシンカーで攻めることに。ガン玉がないため、より自然に、より警戒心を抱かれることなく攻めれるが手返しは悪くなる。ガン玉はいきなり0にするのではなく天候などを考慮して段階的に小さくすることも視野に入れたい。

釣れない時はノーシンカーの手返しの悪さを焦ったく思ってしまうが、なんだかんだとこれが近道なので冷静にいたいところだ。また当日は風を背負っていたのでノーシンカーもできたが、必ずしもそういう場面とは限らない。

そんな時はハリスを細くし、水中ウキをつけてみるなどのやりようもある。釣り方や仕掛けの自由度の高さが脈釣りの魅力。釣れない時こそ工夫を凝らして貴重な1匹を仕留めたい。

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

シマアジを手中

釣りの方はノーシンカーにして2投目のフォール中に落としていた糸が急に止まったので急いで糸フケを巻き、そのまま巻き合わせ!上がってきたのは海上釣り堀4回目にして初のシマアジ!個人的になかなか遠かった魚だけに嬉しい限りだ。

海釣り初心者が海上釣り堀でマダイにイサキ手中【三重・傳八屋】自作エサが奏功?待望のシマアジキャッチ(提供:TSURINEWSライター永井航)

シマアジが釣れてニヤニヤしていると青物の放流タイム。2人で泳がせで狙うも完全に不発。放流された青物もこちらからは姿が見えず、釣れる気配もない。アジの棚もちょこちょこ変えるのだが、暴れることもない状態。棚が合えばアジが驚いて暴れそうなのだがそれすらないのが不思議な所。

イーターの食い気がないことは小魚側も把握しているのかもしれない。その後は終了間際にグレが釣れて納竿。青物はイケス全体で1匹のみ、小物もなかなか釣れておらず終日厳しい日であった。

最終釣果

義父はタイ1にイサキ4の釣果だった。型揃いのイサキに自作餌でタイが釣れたのがハイライト。同じイケスには何とか坊主逃れという人もいた激渋の中、海釣り初心者としてはかなりの大健闘といっても過言ではない。

海釣り初心者が海上釣り堀でマダイにイサキ手中【三重・傳八屋】自作エサが奏功?大満足のお土産を確保(提供:TSURINEWSライター永井航)

私はタイ4、イサキ6、シマアジ、グレと釣果を挙げ渋い中での立ち回りや自分のスタイルが確立でき始めた手応えを感じれた。今回は渋い日に当たってしまったが、何とか及第点の釣果を出すことができた。そんな日こそ腐らずに仕掛けの工夫や餌のローテーションを行い、釣果を目指したい。

また今回は行わなかったが外釣りも視野に入れたい。サビキや胴つき仕掛けを忍ばせておくと思わぬお土産に恵まれるかもしれない。

<永井航/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
傳八屋

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

出典: https://tsurinews.jp/278188/
この記事を書いた人 Wataru_Nagai

SHARE

FAVORITE