先週穴子を釣った場所でタチウオに挑戦した。この周辺は毎年7~8月にタチウオが寄りつく場所である。この日は4時到着を目処に出発した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野口昭伸)
上天草でタチウオ釣り
7/28は若潮~中潮の変わり目で4時満潮であった。この場所のタチウオは日の出の5~7時がゴールデンタイム。下げ潮の朝まずめ狙いでちょうど良い。

しかし熊本県内では6月末以降赤潮が発生しており、この上天草も例外では無かった。一抹の不安はあるものの、釣りたい気持ちの方が先行しているので、モチベーション的には問題ない。
タチウオ釣りのタックル
使用タックルは、ロッドはスカイロード(エギング)SKR-862E、リールは20クレスト4000-CXH、PEライン1.2号、リーダー5号がセッティングされたタックル。ルアーはメタルバイブ18g(レッドヘッド)を皮切りに、8gのジグ(ゼブラグロー)も使用した。

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メタルバイブにアタリ頻発
朝5時頃に到着し準備開始。空は既に薄く明るみ始めている。最初は広範囲を探れるように18gのメタルバイブを投げる。タチウオは捕食が下手なのでスレ掛かりも多い。リールを巻くスピードはあくまでゆっくりだが、竿先を立ててレンジが深くならないようにし、シャロー帯をキープする。

狙い通り、すぐにアタリが出始めた。しかしなかなか針掛かりしない。足元まで巻くと、1つのルアーに5~6尾のタチウオが追っているのが見えるほどだった。
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指2本級タチウオが連発
5時半に1尾目が釣れた。やはりスレ掛かりであった。しかし釣れるうちはルアーを変えずに投げ続けた。結果8尾をメタルバイブで釣ることができた。

メインとなるのは指2本程度のサイズであるが稀に3~4本サイズがいるようである。日が登ってアタリが途絶えてしまった。ここでルアーを8gのジグに変えた。
シングルフックのジグに変更
このジグはトリプルフックではなく、小さめのシングルフックを付けている。さっきよりも針掛かりしやすくしたい意図がある。ジグに変えて釣りを再開すると、狙い通り再度釣れ始めた。
やはりサイズは指2~3本程度であるが、ルアーサイズを落としたのでスレ掛かりの頻度が減って来た。きちんと口内に掛かるようになってきたのだ。
明るくなるとアタリ激減
ルアーサイズを落としても、明るくなる毎に釣れにくくなった。タチウオの滞在レンジが深くなったのだ。タナが深くなったのだと予想し、少し長めにフォールカウントを取り中層を意識して巻く。ようやく1尾を追加したが、先ほどと比べると当たりの回数も極端に減ってきた。
陽が高くなり、潮時が近づいている合図だ。やがてボトムまで着底させてもアタリが出なくなった。6時半だった。釣れ始めから時合終了までわずか1時間のことだった。
最終釣果
タチウオのアタリが出たのは、5時半~6時半の間だった。朝まずめの限られた時間のみが時合だった。結果14尾を釣り、サイズは指2~3本、大きくても指4本程度であった。

今回上天草にてタチウオを狙ったが、この地域では7~8月の朝まずめのみ、このサイズが爆釣する。但しサイズは小さい。タチウオはそもそも弱い魚で、ルアーフックを外した段階でリリース不可なほど弱っている個体がほとんど。タチウオに限っては、小さい個体をリリースするのは、極力避けた方が良いように感じる。
数釣りを楽しむ際は家族で食べる数を目安に釣るのがベスト。尚、今回のサイズは素揚げに向いているので、もし釣れた際はお試し頂きたい。
<野口昭伸/TSURINEWSライター>
上天草市の堤防
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