2023.7.18

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場2023【埼玉県・間瀬湖】舟・陸・桟橋から狙える

近年、以前よりも増して釣り人が多く訪れるようになった埼玉県本庄市にある間瀬湖。舟・陸・桟橋から狙えるのでその日の気分で立ち位置を変えられるが、数・型ともに望むなら舟釣りが面白い。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース熊谷充)

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場2023【埼玉県・間瀬湖】舟・陸・桟橋から狙える

間瀬湖の概況

直近では第二石垣前で38kgの釣果が上がるなど大釣りが記録されている。長竿は不要でタナも浅めが有利。しかし長竿チョウチンでも楽しめる懐の深さもあるので、ぜひ好みの釣り方で爆釣を体験してほしい。

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場2023【埼玉県・間瀬湖】舟・陸・桟橋から狙える間瀬湖の概況(作図:週刊へらニュース熊谷充)

7月3日現在、水位は満水。水色は若干だが濁り気味だが、浅ダナ狙いならかえって好都合な程度。その影響もあるのか直近では浅めのタナで爆釣が続いている。釣行当日も例会組が並びに入っていたが、ほとんどの人が浅ダナか10尺竿以内のチョウチンを選択し、コンスタントに竿が曲がっていた。

今後もしばらくは急な雷雨や、シトシト雨など天候不順が続く予報で、なかなか透明度が戻らない状況が続くことが予想される。楽しむだけなら長竿で深場狙いも面白いが、勝負の釣りであれば短竿が必携だろう。

ポイント

人気なのは西ロープ第二石垣前か東ロープの第六石垣~竹ヤブ前で、例会などでは真っ先に埋まるエリアだ。しかし他のエリアでも十分な釣果が狙えるので、混雑度や風向きなどを考慮して入ればいいだろう。

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場2023【埼玉県・間瀬湖】舟・陸・桟橋から狙える間瀬湖・西ロープにズラリ(提供:週刊へらニュース熊谷充)

この時期は暑さ対策も必須。太陽は東の山側から顔を出すが、夏のこの時期は竹ヤブ前周辺なら10時前後までは日陰になる。その後いっときだけ太陽が正面になるが、その後は右から抜けて背後に回る。

逆に第二石垣前などは11時ごろまでは太陽を背にしても、その後は左を抜けて左斜め前から午後のきつい太陽光が入り込む。しかしエン堤寄りの第一石垣前よりも早く第二石垣前のほうが日陰になるので、そういった点でも第一より第二のほうが人気を博しているのだろう。このように暑さ対策を重視するなら、舟の向きと太陽の位置をよく吟味して入釣したいところだ。

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場2023【埼玉県・間瀬湖】舟・陸・桟橋から狙える田中園舟着場(提供:週刊へらニュース熊谷充)

なお雨天や曇天なら、前述のような配慮は必要なく、むしろ風向きだけ考慮すればいいので選択肢は広い。とくに田中園舟着場前の東ロープ周辺は完全な穴場地帯。舟の出入りなどで敬遠されがちだが、人気エリアが人災気味なら狙う価値は十分にある。また東・西ロープのエン堤寄りも、魚は十分にストックされている。混雑を嫌うならぜひ狙ってみてほしい。

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釣り方とエサ

水色が若干濁り気味なので、好釣果を狙うなら浅ダナの釣りが有利。ウキ下は深くても1本以内で、何ならカッツケでもアタリは続く。実釣時、浅いほど型がいい時間帯もあったので、常に同じタナを狙うのではなく、臨機応変にウキ下を上下させ、もっとも効率のいいタナを探ってほしい。

今週の関東ヘラブナ推薦釣り場2023【埼玉県・間瀬湖】舟・陸・桟橋から狙える間瀬湖の宙釣りタックル(作図:週刊へらニュース熊谷充)

浅ダナ=手返し重視の釣りなので、竿は8~10尺でエサは両ダンゴ。また使い慣れているなら両トロロも面白い。日並みで食い渋ることもあり得るが、だからと言って両ダンゴを食わなくなるほど渋るのはまれなケースと考えていい。その場合は竿を若干伸ばして沖めを狙ってみるとか、タナを深くするなどで対処可能だろう。

間瀬湖に限らず関東の準山上湖は、エサ慣れした魚をいかにして釣るかがテーマと言ってもいいだろう。そこを両ダンゴで狙うなら、ハリは大きくないほうがいい。たとえばだんごマスターなら浅ダナで4~5号、長竿チョウチンでも5~6号を使いたい。ではなぜ小バリがいいのか。

考えてもみてほしい。エサ慣れした魚が食うのはハリの懐に残った小さな塊だ。丸々残ったダンゴを食うなど、まずあり得ない。しかも、ハリスが張りきってしまうと反応は鈍くなる。よって着水~ナジみきりまでにアタリを出させるのが理想的だ。であれば大エサは必要なく、むしろ小バリの小エサをテンポよく打つほうが効率はいい。

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大バリでも小さく付ければいいのでは?

確かにそうだが、それでも釣り人はハリを隠そうとエサを付ける習慣が定着しているはず。となると、必然的に大バリだとダンゴサイズは大きくなってしまうし、小バリなら小さく付けられる。ヒット率でも小バリのほうが断然有利なので、もしカラツンに悩むようなら、エサをいじるのでなくハリのサイズにも気を配ってみたらいかがだろうか。

<週刊へらニュース熊谷充/TSURINEWS編>

▼この釣り馬について
間瀬湖
舟代:¥2800(入釣料含む。ライフジャケット必須。
この記事は『週刊へらニュース』2023年7月14日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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出典: https://tsurinews.jp/261477/
この記事を書いた人 TSURINEWS編集部

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