2023.7.17

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!

エリアフィッシングをやっていくにつれて「こんなカラーがあれば」や「いい色だけどもう少しアピールが欲しい」など痒い所に手が届かないこともある。そうなれば自分で塗ってしまおうと考えインターネットを駆使して自塗りでプラグやスプーンを作り始めた。現在のところ、本格的なエアブラシにはまだ手が届いていない。しかし、当初はカラーマジックなどの簡単な改造だったところから、スプレー缶を使いルアーを作成するにまで至っている。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!

自塗りでスプーンをリメイク

私の場合、基本的に自塗りのためにスプーンを買う事は少なく、激しく使用して塗装が剥がれてしまったものをリメイクしたり、フリマサイトで中古品を購入したりしてリメイクを楽しんでいる。基本的にはゴールド系やシルバー系の放流狩りカラーが作成しやすい。その作成方法を説明したい。

1. 古い塗装を落とす

最初にネイルリムーバーなどの除光液に一晩~二晩程漬けて古い塗装を落とす。漬けただけで塗装が落ちていなくとも、流水で流して爪や古い歯ブラシなどで擦ると簡単に落とすことができる。

一度水を切った後、食器洗い用の中性洗剤でブランクスを洗う。この作業が大切で、手の油分や汚れ落としの最終工程となる。

2. メタルプライマーを塗る

水気をふき取ったらメタルプライマーを塗装する面に塗って乾燥させる。私の場合は最低2時間置くようにしている。急ぐ場合はミッチャクロンなどスプレータイプのものあり乾燥がより速い。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!メタルプライマーを塗っていく(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

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3. 下地塗装をする

メタルプライマーが乾燥した後、下地塗装を行う。基本的にはホワイトをベースにすることが無難であるように感じる。ベースホワイトは厚く塗りすぎるとスプーンの動きが悪くなるので極力薄めにかつ全体をまんべんなく塗ることが大切である。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!ベースカラーを塗った状態(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

4. 塗りたいカラーを重ねる

下地を塗った後は良く乾燥させる事が重要で1時間~2時間程度で完全に乾燥する。その上から塗りたいカラーを重ねていくが、塗る時のコツとして少量ずつ塗ることをおすすめする。

塗りすぎると元に戻す事は出来ないが(もう一度ネイルリムーバーで落とす所からスタート)、少量ずつ塗る方が調整は効きやすい。

今回の塗装

今回の塗装のテーマは放流スタートダッシュ用とセカンド系をテーマに塗った。右端はロデオクラフトのノアBをベースにした「黒点マンゴー」ワイドな動きとその中の飛ばし塗装をした黒点がポイント。

3つめが赤色を飛ばし塗装した「血飛沫」、左端は先端のグリーンを差し色にしつつホロリウムをボディーに散りばめたタイプで「半熟マンゴー」と名付けた。

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千早川マス釣り場にて実釣

完成したスプーンをワレットに入れて週末の午前中より地元の千早川マス釣り場へテストを兼ねた釣行を実施した。梅雨時期ではあるが、気温が上昇すると共に水温もマスの適水温を少し越えるようになり全体的に渋い状況であった。

最初は以前塗装したイーグルプレーヤー50slim/GJで活性の良い魚を釣っていく。流れのある場所に入っている個体はイーグルプレーヤーの速い動きにも反応してポツリポツリと拾うことができた。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!自塗りのイーグルプレーヤーにヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

放流タイムに突入

そうこうしている間に午前の放流タイムとなった。上池にいたが下池へロッドとスプーン、リリーサーだけを装備して放流場所へ。塗ったマンゴー系カラーをスナップで結束して準備。放流が終わって放流場所の至近距離から撃っていく。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!自塗りスプーンにヒット(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

シルバー系が好調

放流直後は比較的近い場所を撃つことでハマる事が多い。徐々に遠距離になっていったり少し時間が経つと浮いてくる場合はカラーチェンジのみならずウェイトも交換してアタリルアーを探すことも重要である。

放流直後用の派手なマンゴー系カラーでヒットが無くなった。ここで金メッキパターンから差し色のシルバー系にチェンジする。この日はセカンドカラーのこのシルバー系オリーブが完全にハマり、怒涛の入れ食いラッシュとなった。

スプーンのカラーなのか、それともスプーンの形状が当たっているのか、検証はできなかったが、沖に溜まった放流残存個体が次々とヒットした。

スプーンルアー自塗りの手順を解説 エリアトラウト実釣ではニジマスが乱舞!シルバー系スプーンが大当たり(提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)

塗装が剥がれるほどヒットする結果に

3度の放流で釣れた個体は合計して50匹程度、地の魚は主に表層に浮いている個体が多く0.4g~0.6gのスプーンのボトムからの巻き上げとシェイク巻きで釣ったが、これほど自塗りのスプーンが効くことは今までなかったので、釣果に驚きを隠せなった。

しかし、使い込み過ぎたスプーンは1回の釣行で塗装が少し剥がれていた。ここまで釣れるとは想定外(笑)であった事もあり、仕上げのクリア塗装を1回にした事も原因と思われる。強度をもう少し上げるにはやはりウレタン系のコーティングも必要かと感じた。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>

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出典: https://tsurinews.jp/260801/
この記事を書いた人 福岡崇史

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