2023.6.29

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫

6月10日、釣友5人で金沢八景・忠彦丸からエギでタコを狙った。前日に台風の影響でまとまった雨が振り、海はコーヒーのような濁りっぷり。解禁直後ながら苦戦を強いられたものの、エギのアクションを工夫して本命を5杯ゲットできた釣行をレポートする。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部)

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫

東京湾の船タコ釣り

東京湾の船マダコ釣りは、テンヤでの手釣りとタコエギが同船可能な船宿も多い。釣果の面ではロッドを使用して広範囲に探ることができ、小~中型の乗りがいいタコエギでの釣りに軍配が上がることが多く、今回の釣行もタコエギを使って挑戦した。

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫今回お世話になった忠彦丸(提供:TSURINEWS編集部)

タックルは代用竿を使用

ロッドは根に張り付いたタコを引きはがすパワーを持ち、なおかつボトムの形状やタコの乗りがわかりやすい穂先が柔らかいロッドが向く。専用ロッドがベストだが、私は長年購入検討中のまま持っていない。

適合オモリが重く少し硬めではあるが、エギを誘ったときの曲がりがちょうどいい「ライトゲームBBモデラート TYPE73 H195」を代用している。リールは「バルケッタ300HG」に3号のPEライン。根ズレ防止のリーダーに、8号のフロロカーボンラインを1mほど接続した。

タコエギのアクション

釣り方は根掛かりの少ない平場ならキャストして探るのが有効。底まで落としたらエギにアクションを付けて誘っていく。オモリが底から浮かないように気を付けつつ、竿先を上下させ穂先のテンションを軽く緩めたり掛けたりするように動かし、タコエギを踊らせて誘う。アタリはタコがのしかかるような重量感が乗るのでしっかりと乗るまで誘い続けてから、大きくアワセるのが基本のアクション。

空アワセも有効

アタリを取ってから乗せるのが理想ではあるものの、使う竿が専用竿ではないからなのか、それとも腕の問題か、過去の釣行では小型の乗りは正直分かりにくい事が多かった。

新子が多い時期であることも考慮して、今回はしばらく誘ったら空アワセを入れて、手前にリフトアンドフォールの要領でエギを移動。移動した場所で誘いを再開を繰り返すスタイルをメインで釣ることに。

このスタイルはゴツゴツした釣り場でも根掛かりを軽減できるメリットもあり、タコは上から落ちてくるものにも興味を示すらしいのでフォールアクションが誘いにもなる。

開始直後に同行者にマダコヒット

当日は7時すぎに出船し、長浦沖のポイントまで走って釣行開始。一投目から同行者の小菊さんにヒット。藤田さん、佐藤さんと初挑戦の二人にも立て続けにヒットが続き、私も早々にリリースサイズではあるもののマダコがヒットした。水色が悪く、真水が流入した水潮の影響も懸念されたが、やる気のあるタコはいそうだ。

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫1投目から本命が登場(提供:TSURINEWS編集部)

キープサイズをキャッチ

船はタコが居着くテトラや堤防などストラクチャー周りを流すが、序盤はストラクチャーとは反対の舷になる流しが多い。投げて広く探った後にストラクチャーに近い船下も長めに探っていく。

しばらくすると誘っている最中に重み。アワセると竿が曲がり500gぐらいのキープサイズのタコをゲットできた。なんとかお土産は確保し気持ちが楽になる。

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫筆者の2杯目のタコ(提供:TSURINEWS編集部)

その後はポツポツと拾い釣り

2杯目までは順調だったが、その後は厳しい時間帯に突入する。ポイントを変えるたびに船中ポツポツと釣れる程度の状況が続き、私にはミニダコかと思いきやカラーリングが似たヒトデがヒットしたぐらい。

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫カラーリングが似たヒトデ(提供:TSURINEWS編集部)

そんな中、昼前頃になって隣で釣っていた同行者の藤田さんが連発。ヒットカラーは黄色と白のエギということで、私も同じ組み合わせに変える。エギチェンジ直後、少し大きめに誘いを掛けて遅めのテンポでしっかりエギを動かしていた時に3杯目が乗った。

そのことを頭に入れて、後半は潮が速いポイントでも大きめにエギが踊るように意識。それが奏功したのかわからないが、昼過ぎに連続ヒットで5杯まで数を伸ばし沖上がりとなった。

東京湾の船エギタコ釣行でマダコ5杯【神奈川・忠彦丸】 水潮に苦戦もアクションを工夫藤田さんが連続ヒットしたエギの組み合わせ(提供:TSURINEWS編集部)

今後の展望

この日の船中の最終釣果は0~6杯。中々厳しい一日に。今回、終始千葉方面の袖ケ浦~長浦あたりで釣りをしていたが、帰港時に通った川崎~横浜方面は赤潮なのかさらにひどい水色。新子は多そうなのでこの状況が落ち着いてくればもっと期待できそうだ。

また、サイズは大きくて500gぐらいと周りも含めて小型が多かった。小型のアタリはあまり分からず、空アワセで乗せたのがほとんど。乗りが浅いとバラすデメリットはあるが、新子の多いこの時期は10秒程度誘ったら空アワセを入れていく釣り方も効果的かもしれない。

タコエギは状況に合わせてアクションや仕掛けを組み立てるゲーム性もあり、食味も抜群。これからの暑い時期に盛期を迎えるのでぜひ挑戦しみては?

<TSURINEWS編集部 渡辺竜平>

▼この釣り船について
忠彦丸
出船場所:金沢八景
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出典: https://tsurinews.jp/257062/
この記事を書いた人 TSURINEWS編集部

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