5月25日、愛知県・南知多町の豊浜海釣り桟橋へサビキ調査に行ってきた。当日は、早朝の時合いにサバが連発、約30匹の釣果を得た。その後は、冨具崎漁港からセントレア常滑前島へと、巡回調査してきたので釣行の参考にしてほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔)
豊浜海釣り公園でサビキ釣り
5月25日、午前2時30分に愛知県・南知多町の豊浜海釣り桟橋へサビキ調査に出発。3時30分に到着。当日は中潮、午前8時が満潮の上げ潮だ。

エサと仕掛け
下調べでは良型のアジと豆アジが交じって釣れているという状況。活性は高いと判断し、まきエサ用のアミエビは用意せず、チューブアミエビをトリック風でやっていく。
用意した仕掛けは、パニックサビキの1号と泳がせ用の2種類だ。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
朝マヅメ狙い
釣り場に到着すると、平日にもかかわらず多くの釣り人が朝マヅメを狙っていた。午前3時30分の時点ではまだ暗く、ヘッドライトを装着して釣り座を探す。
桟橋手前から真ん中付近の沖側はすでに埋まっており、真ん中過ぎの沖側に釣り座を構えた(※私のおすすめは沖側手前)。

早速サビキ仕掛けを用意し、スピード付け器でアミエビを付けてゆっくり逆回転で投入する。
その間に泳がせ用のタックルも準備する。少しずつ日の出が近づいており、明るくなってきた。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
早朝1時間はサバ連発
午前4時を過ぎたころ、桟橋手前沖側の釣り人に良型のアジがヒット。その後、少しすると沖側中間から先端にかけても一気に鈴が鳴る。
私にも少し強いアタリがきたので豆アジではなさそう。巻き上げるが、途中でバラしてしまった。すぐにスピード付け器でサビキにアミエビを付けて投入する。
逆回転で落としていく途中で強いアタリ。今回はしっかりテンションを掛けて巻き上げる。上がってきたのはサバだ。思ったより大きく、15cmくらいあるためなかなかの引き。知多半島周辺の小サバ釣果を聞いていたので、このサイズに驚く。前週釣れていたのは10cm弱だ。

早速用意していた泳がせ仕掛けにサバを付けて足元で泳がせる。そしてサビキは手返しよく次を狙う。先ほどと同様、エサが取れないようにゆっくりリールを逆回転させて落としていくと中層付近でアタリが。ここから1時間はサバが連発。ボトム(底)まで落とすと豆アジもヒットした。
豊浜海釣り公園での釣果
しかし、午前5時を過ぎると桟橋全体のアタリが止まった。その後、1時間ほど粘ったがアタリは少なく、納竿した。
午前4時から5時の1時間で約30匹の釣果。豆アジや小サバを想定していたためサビキは1号を使用していたが、想像以上にサバが大きかったため何度もバラしてしまった。難しい判断だが、サバ中心に狙うのであれば3号サビキがおすすめ。豆アジとサバ両方狙うのであれば1号がおすすめだ。

ウキフカセで良型アジ連発
余談だが、ウキフカセの釣り人が桟橋内側で良型のアジを連発していた。棒ウキに1ヒロの仕掛けにオキアミ、まきエサをしながら良型アジを連発させていた。
サビキ釣りの釣果が止まった5時から6時までコンスタントに釣れていた。まきエサ、粗めのアミエビのトリックサビキなら十分サビキでも可能性を感じた。
豊浜海釣り公園
冨具崎漁港へポイント移動
先ほど釣ったサバとアジを数匹生かしたまま次のポイントへ移動する。午前7時、美浜町の冨具崎漁港にやってきた。こちらも平日だが多くの釣り人。アオリや青物を狙う釣り人が半分ずつ。

ジギング&泳がせともに不発
先ほど釣った泳がせ用のサバとショアジギング用のタックルを用意する。まずは泳がせ用の仕掛けを投入(※ドラグは緩めておく)。ショアジギング用のロッドでは、40gのメタルジグをキャストしていく。約2時間粘ったがジギング、泳がせともヒットせず。周りでは2時間の間で約1kgのアオリイカが1匹上がっていた。
冨具崎漁港
セントレア常滑前島へポイント移動
次はセントレア常滑前島へ移動。午前10時に到着すると、偶然にも釣り仲間と遭遇。仲間は6時にエントリーしたようなので状況を聞いた。
先端付近で泳がせ、サビキの準備をする。泳がせ仕掛けは沖側へ投入してドラグを緩める。
サビキは漁港内。豆アジ、サバに関しては、漁港内など潮の流れが弱いところの釣果が目立つ。
先端ではアタリがないので漁港内手前へ移動する。仲間の仕掛けはウキサビキに上カゴだ。少し投げてしばらくすると、ウキが激しく沈む。上がってきたのはサバだ。豊浜よりサイズは劣るが、釣れて大盛り上がり。私もウキサビキに変更して少し投げるとサバがヒット。
少し沖に投げる方が効果的
しかし回遊は少なく、1時間に5匹の釣果。足元でサビキをするより、少し沖に投げる方が効果的だった。
また回遊が少ないため、上カゴにコマセを入れて徐々にまきながら誘う仕掛けが最も効果的だと思う。

釣果を伸ばすコツ
午前11時ごろ、予報外の雨が降ってきたため慌てて撤収した。前週に続き下調べをした上で釣行したが、まだパターンはつかめない状況。
仕掛けに関してはまきエサ用コマセ、1~3号サビキ、時間は午前4時~5時がおすすめ。泳がせの釣果報告もあるため、サビキ釣りをするときは1本足元で泳がせ釣りをしてみるといい。釣果を最大限伸ばすためには、下調べ、準備、当日の状況把握、状況に応じた仕掛けの変更、時合いを押さえることが肝心だ。
<週刊つりニュース中部版APC・伊藤洋輔/TSURINEWS編>
セントレア常滑前島
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT