北九州市の小倉港から出船しているガイドサービスセブンは、SLJのオリジナルロッドやジグを開発している本格派の船宿だ。今回は、シーズン真っ只中のイサキを狙いに角島沖へ出船。実釣を交えながら、万能ジグである「MAKIE」の特徴と使い方を船長に解説してもらった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版編集部・防野 孝之)
イサキ狙いのSLJ釣行
5月24日、山口県下関市の角島沖を目指し出船。最初のポイントに到着後、宮崎晃船長にイサキの状況を聞くと「よく釣れています。すでに8~9割はらんでおり、良型も狙えます。タックルの組み方で釣果は変わりますが、アジを釣る感覚で狙うといいですね」とのこと。
角島周辺でドテラ流しにてイサキを狙う。水深10~15mのシャローエリアで、船長はジグをキャストした。

当日のタックル
今回のタックルはロッドがテクニカルイサキ(ガイドサービスセブンオリジナル)、リールはスピニングリール3000番、PE0.8号、リーダー3号。ノットはFGノットで結ぶ。ジグはMAKIE30gまたは40gを使う。

船長はSABAYAN(サバヤン)とTai‐R(タイラー)も準備していた。こちらもガイドサービスセブンオリジナルジグ。

SABAYANは、ベイトであるサバを模したこだわりのリアルジグ、Tai‐Rは、リアルな目とパニックベイトの動きで魅了するジグである。

当日の乗船者にも愛用者がおり、イサキはもちろん、根魚やヒラゴなど多彩な釣果を上げていた。
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FGノットが簡単に結べる「セブンノット」
FGノットを結ぶ際、船長は「これがないとぼくも結べないんですよ」と、見せてくれたのは、バネ機構のあるV字の針金とプレートを組み合わせたアイテム。それがガイドサービスセブンオリジナルの新製品「セブンノット」である。
PEとリーダーを簡単に結ぶことができる超便利アイテムで、こちらも手放せない釣り人が続出している。
当日も乗船者から「船長お願いします」とラインを渡されると、船長はセブンノットを取りだし、あっという間にFGノットを完成させていた。

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ガイドサービスセブン「MAKIE」
ここで船長も釣りスタート。今回、船長はMAKIEをメインに釣りを展開。シルエット重視のMAKIEは、ベイトであるキビナゴを模したリアルジグ。透明度の高い海域で細長いシルエットの魚を捕食している魚に効果的で、マグロやカツオ、キハダにも効く万能ジグである。
MAKIEはそのままでも使えるが、船長はジグのリアに「ジグブレード」を装着。これも同社オリジナルアイテムで、聞くと「これを装着すると水の抵抗を受けるのでジグが横になり、効率が抜群に良くなりますし、シャクったときにエビるのも防げます」とのこと。

細かなアクションを意識する
キャスト後は、ラインが流されないようにすぐに水面につけ、指を使いパラパラとラインを出してフォールさせている。
釣っている最中も「イサキはフォールを追う魚なので、水流を作るジグがおすすめですね。垂直に落ちるジグにはブレードを付けて泳がせましょう。そして、ラインの動きをよく見てアタリがでたら即アワせます。着底したらすぐに巻きに入って、細かいアクションを加えます。大きくシャクらなくても釣れますよ」と解説してくれる。

良型のイサキをキャッチ
手元を見ると、船長が言うように誘いは最小限の動きで行われていた。1投目からいきなりラインに反応。アワセを入れ、冷静なやり取りで浮いてきたイサキをぶり上げ、良型を披露してくれた。

「やっぱりフォールで食ってきましたね。しかも、1尾食い損ねたあとに違うイサキが食ってきました。イサキは1尾釣れると立て続けに釣れだすので、乗船者みんなで活性を上げて釣る魚です。今から釣れだしますよ」と船長。

船中イサキが連発
すると、その言葉の通り、船上でイサキのラッシュが始まった。船長が的確にタナの指示をだし、乗船者らはイサキを釣っていく。40cmを超える腹ボテイサキはもちろん、大型のヒラメやアコウ、アラカブにヒラゴを釣る乗船者もおり、多彩な好土産で船上は賑わった。
口切れしやすいターゲットなだけに、ライトタックルでのファイトはスリリングで、船長は乗船者にイサキがヒットすると、すぐにタモを構えている。「ぶり上げるときは、水面ギリギリまで浮かせて水面からでる前にぶり上げの動作を始めて一気に取り込んで」とアドバイスも怠らない。
イサキ好調のシーズンは続く
釣果としても、後半は移動ごとにイサキラッシュとなり、クーラーを埋める乗船者もいた。船長も「イサキはこれからも釣れます。この日もフォールで食ってくることがほとんどでしたね。水深に適したジグの重さが大切で、うまくフォールができれば、釣果にも結び付きますよ」と話す。
ぜひ皆さんも、絶好のイサキシーズンにMAKIEやSABAYANにジグブレードを装着し、ガイドサービスセブンオリジナルアイテムのポテンシャルを味わってみてはいかがだろうか。

<週刊つりニュース西部版編集部・防野 孝之/TSURINEWS編>
ガイドサービスセブン
出船場所:小倉港
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