梅雨時期から浅場のハゼやキスを捕食するために釣れはじめるマゴチ釣り。今回は、GPS魚群探知機を駆使したデジタルフィッシングでマゴチの群れを狙い撃ちした模様をお伝えします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・杉浦永)
釣っても食べてもよしのマゴチ
マゴチはフラットフィッシュに分類される、ボートから手軽にルアーで狙える魚の一種です。夏に産卵を行うため、キスやハゼなどのベイトを追って接岸してくる魚で、豪快にヘッドシェイクで釣り人を楽しませてくれます。
魅力は、なんと言っても強い引き。ヒットしてからのヘッドシェイクと強い引きでアングラーを魅了します!
釣った後は煮付けにしたり、刺身にしたりと、料理の範囲も多種多様!白身で淡白な味わいは一度食べたら虜です!
マゴチ釣りの時期
マゴチ釣りのメインシーズンは、4月から11月で主にキスが接岸する6月~9月が狙い目とする場合が多いですが、狙い方やポイントによっては冬場でも釣れる魚種です。
使用タックル
マゴチは専用タックルでなくてもシーバスタックルやバスタックルが流用可能です!14gくらいまでのルアーウエイトを乗せることができるロッドで、広範囲を遠投してサーチできるスピニングタックルが筆者の好みです。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
釣行当日の状況
5月23日、天気は曇りのち晴れ、風速は5m~7mとやや強風の日に当たりました。マゴチ釣りはドテラ流しが主流なので、風が強い方が広範囲をサーチできます。
ルアーを使ったマゴチの釣り方
ワーム+スイミングジグヘッドのセッティングの場合動かし方は2通りあります。

1. リフトアンドフォール
ワームを着底させてから上昇させる、縦の動きで誘う釣り方です。リフトはなるべくロッド全体を使って大きくアクションして、マゴチのリアクションバイトを誘います。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
2. ズル引き
ワームをボトムから離さないようにズルズルと引いてくる釣り方です。低活性の時に効果的なメソッドで、置き竿でも狙えます。
リーダーは細くしすぎない
マゴチには、餌となるベイトに致命傷を与えて捕食するような鋭い歯が備わっています。そのためリーダーは20ポンド(5号)ほどのスペックがおすすめです。
過去に12ポンド(3号)のリーダーを歯で傷をつけて、豪快なヘッドシェイクで容易く切っていったこともありますので、リーダーは太めにすると良いでしょう。
最初は浅瀬をサーチ
まずはシャローにさしてきているマゴチを狙って水深1mほどのポイントから釣行スタート。
経験上、水深の浅いポイントで釣れるマゴチはサイズが大きく、群れを見つければ数釣りにも発展しやすいように感じるので、まずは水深の浅いエリアからサーチするのが鉄板です!
攻める水深を変えてマゴチゲット
開始1時間ほどは水深1m~2mの浅場を入念にサーチするものの、全くバイトが得られない状況……。
ベイトとなるキスやハゼなどの入りが悪いのではないかと考えて、カタクチイワシが回遊している水深4m~6mのエリアにシフトチェンジすると、一撃バイトからのマゴチをキャッチできました!

後半はズル引きに好反応
ストップアンドゴーで素早く広範囲にサーチするものの、その後はバイトをとらえきれないため、ズル引きにアクションをチェンジすることにしました。
キャストして船の流れに任せながらボトムをズルズルと引いてくると、バイトが連発!
この日はスイミング系の速いアクションよりもズル引きのスローなアクションに反応が良かったようです。そのため、置き竿でもアタリがよくありました。

GPSマッピング機能を活用
マゴチのポイントは砂地や砂利の広範囲を探ります。目でわかるようなストラクチャーや漁礁などもないため、マゴチを狙う場合は、アタリがあったポイントやヒットしたポイントを必ずGPSにマーキングしてあります。
マーキングしたポイントにはマゴチが群れで集まりやすく、目印になるため群れを狙い撃ちしやすくなります。そのため、マゴチやヒラメなどのフラットフィッシュを狙う場合は、魚探よりもGPSでマゴチの生息範囲を「見える化」することが爆釣への近道です!

今後の展望
今後は梅雨に入るとキスやハゼが釣れ始めるため、それらのベイトを追ってマゴチの本格シーズンに突入してさらなる釣果が望めること間違いなし!
マゴチの旬は夏です。釣って楽しく、食べて美味しいマゴチ釣りをぜひ体感してください!
<杉浦永/TSURINEWSライター>
三河湾
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT