近年盛り上がりを見せているスーパーライトジギング。今年もそのシーズンが開幕しつつある。今回長崎県南部地方でイサキをメインターゲットとしたSLJ釣行へ行ってきたので、その釣果と当日のパターン攻略について紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・石橋健一)
SLJシーズンが到来
季節は5月に入り今年もSLJシーズンが到来。例年この季節に入るとイサキをはじめとする様々な魚種がSLJでアングラーを楽しませてくれる。
平戸、五島をはじめとする長崎県北部エリアでは既にシーズン到来していたが、筆者のメインフィールドである長崎県南部エリアは例年遅れてやって来る。
しかし今年は例年より早く、ポツポツではあるがイサキの釣果が散見された。期待と不安が入り混じる中、調査も含めて釣り場に車を走らせた。
ゑびす丸で釣行
今回長崎市高浜町の野々串港から出港するゑびす丸にお世話になった。長崎南部方面の海域に精通しており、優しく親切な船長だ。
タックル紹介
ロッド:ZENITH ZSL―S611L
リール:シマノ ツインパワー C3000
メインライン:バリバス アバニジギング10×10 0.8号
リーダー:DUEL パワーリーダー フロロカーボン 20lb
ルアー:リトルジャック メタルアディクトシリーズ各種 60~80g

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1流し目からイサキ連発
5時30分に港を出港し15分程度で釣り場に到着、釣行開始。朝マズメの時間帯は、グロー系カラーでフォールでのアピール力が高いメタルアディクト05を選択した。朝マズメ、夕マズメはゴールデンタイムタイムのため気合が入る。
1流し目、活性は高い時間帯であるため、比較的速めのワンピッチアクションでテンポ良く広範囲を探っていくと中層付近でHIT。上がってきたのは大本命のイサキだ。
幸先が良いスタートが切れ、同船者にも次々とイサキがヒットする。船内は瞬く間に盛り上がりを見せた。

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オオモンハタがダブルヒット
思惑通りゴールデンタイム突入中であったためさらに集中力が高まる。着底後2、3回ジャークさせると、根魚特有の鋭い突っ込みと重量感が手元に伝わる。ただ、何か違う。重たすぎる。水面まで上げてくると、1つのジグに良型のオオモンハタが2匹掛かっていた。

同船者のジグにはアオリイカもヒットし、さらに海の中は活性が高まっていった。その後は、ヤガラが釣れると同時に時合いが終了。魚探にベイトの反応はあるものの潮が動かず、カサゴやアコウ、アカハタ等の根魚パラダイスが始まった。

終了間際にもイサキが連発
潮の動き始めと、時合いの始まりがいつ頃なのかわからないため、集中力を切らさずジグをアクションしていく。潮があまり動いていないので、水深40~50mラインをキャストして広範囲を探っていく。
着底後ボトムから中層をフワッフワッとフォールと喰わせの間を意識しながらアクションしているとイサキをキャッチ。

終了1時間前に時合いが到来し、同船者にも次々イサキがヒットする。30分の短い時合が終了、終了時間となり納竿となる。
最終釣果と攻略法
船内4人での釣果。イサキの数はまずまずといったところ。これからのハイシーズンに期待したい。

今回の釣行ではフォール重視のジグに反応が良く、フォールでのヒットが多かった。また、ブレード系のジグには反応がイマイチであった。カラーは、朝マズメはグロー系、昼間はゴールド系のカラーに反応が良かった。釣り方はバーチカルな釣りではなく、キャストし広範囲にアピールさせる釣り方が良かった。
釣れている時にその釣り方を続けることがその日の釣果には結び着く。しかし、あえてそのタイミングでルアーの種類やカラーを変えたり、アクションを変えたりすることにより魚の反応を探れる。
結果として当日のパターンを知ることができ、自分の引き出しが増えることで今後の釣行に活きてくる。また今回の釣行はポツポツとは釣れたものの爆釣とまでは言えない釣果であった。
SLJは釣り初心者にもおすすめ
魚の個体が少ない、活性が低い状況ほどアングラー自身の成長ができる絶好のタイミングである。今までの知識と経験を基に、様々なことを試して答えを導き出すことができる。今回の釣行でSLJシーズンの開幕を感じとることができた。
SLJはヒラマサやブリ、カンパチ等狙いの本格的なジギングとは違い、アタリが多く、身体への負担も少ない釣法である。釣り初心者や女性アングラーでも挑戦しやすい釣りであるため是非この機会に挑戦して欲しい。そしてシーズンはまだ開幕序盤のため、次回はさらに良い釣果を求めていきたい。

<石橋健一/TSURINEWSライター>
The post SLJ釣行で本命イサキが続々ヒット【長崎・ゑびす丸】ゲストも豊富で盛期を満喫 first appeared on TSURINEWS.ADVERTISEMENT
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