2023.5.30

バチ抜けパターンのメバリングを攻略 ルアーは大きめ&派手なカラー選びがキモ

バチ抜けメバル最盛の5月。この時期に釣っていて、とあることに気付いた。どうやらメバルが、海面にわいているバチのサイズとルアーのサイズとの細大を、あまり気にしていない様子なのだ。もしかして「目立たせてナンボ!?」と試してみた結果をレポートしたい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

バチ抜けパターンのメバリングを攻略 ルアーは大きめ&派手なカラー選びがキモ

派手なカラーにメバル連発

テストしてみた日は5月3日。GWの初日で、雲り満月大潮。バチの姿は少ない。見えるかどうかギリギリだが、下の画像に映ったごく小さな小さな、クルクルバチ未満のバチだ。

バチ抜けパターンのメバリングを攻略 ルアーは大きめ&派手なカラー選びがキモ小さなバチを視認(提供:TSURINEWSライター井上海生)

この日はLTシーバスのために、少し大きめのメバルバチ抜けルアーを持参していた。おそらくシーバスの活性が高いと踏んでいたので、派手派手系のカラーを多めに。ナチュラル系だとメバルになるのではないかという懸念もあった。結果、シーバスは無だったのだが。

バチ抜けパターンのメバリングを攻略 ルアーは大きめ&派手なカラー選びがキモ派手なピンクカラーにメバル反応(提供:TSURINEWSライター井上海生)

それはいいとして、最初から1時間ばかり通したピンクの60mmバチ抜けルアーに、なんとメバルが10尾近く着いた。「もしかして、メバルに関しては、バチのサイズなんて気にしていないのでは?」と思ったのは、このときである。以前の経験からしても、そういう感覚があった。

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大型ルアーでもヒット

以前、75mmのバチ抜けルアーに、25cmのメバルがついたことがある。

バチ抜けパターンのメバリングを攻略 ルアーは大きめ&派手なカラー選びがキモ去年の6月のメバル(提供:TSURINEWSライター井上海生)

これも派手派手しい白のルアー。この日の潮周りや天候は覚えていないが、シーズン的に6月とバチ抜け最終時期で、そこまでメバルがバコンバコン食ってくる海ではない。それでもワームには反応しなかったメバルが、なぜかメバル用にしては大型の75mmに反応した。

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大きいルアーを好むのは根魚の特徴?

以前、なじみの釣具店のスタッフさんに、「根魚は自分の身体の半分くらいのルアーまでラクラク食いついてくる」という話を聞いたことがある。確かに、自分の経験からしてもそんな感じだ。口のサイズがでかいのもあるし、単に貪婪な食性のせいもあるだろう。

プロのアングラーが回遊メバル相手に「90mmのプラグは全然でかくない」と言っていたこともあったっけ。もっともこれはメバルの視覚に対して、目立たせる意図の方が大きいだろうが。

バチのサイズに合わす必要なし

どういうわけか、クルクルバチ未満の仔バチ(もしかして孵化したばかりのやつ?)にルアーのサイズを合わせると、メバルの反応は鈍ることがある。あるいはサイズやカラーを似せるほどに、ルアーをじっと警戒して見るのかもしれない。ノリで食ってこなくなる。どんなルアーも、ナチュラルに近づけるほど魚が騙しにくくなる、という説もある。

特に今の大阪湾奥のようなメバルの活性が高い海では、あえてデカめ&派手なプラグで誘った方が釣果は上がるかもしれない。また、サイズも大型が出やすいという美点もある。

リアフック外してボラ対策

しかし困ったことに、「デカめで派手なカラー」のバチ抜けルアーには、ボラが来やすいという迷惑もつきまとう。まあ、ナチュラル系でも食ってくるのだが……春時期、バチ抜けに着いている魚を狙っていると、アジの外道なんかでも場荒しに食ってくる厄介者である。

バチ抜けパターンのメバリングを攻略 ルアーは大きめ&派手なカラー選びがキモボラはリアフックに食う(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ただ、ボラはルアーのリアフックに掛かることが多い。そもそも口のサイズが小さめなので、小型のバチ抜けルアーも飲み込むことができないからだろう。だから後ろからかじってくるわけだ。ならばリアフックを外すと、ボラのバイトを減らすことができるはず……。

派手カラーからGO

メバルのバチ抜けにこそ派手なカラー、という話をしてきた。これは、春の高活性なメバルプラッギングのセオリーとまで言えるかもしれない。最初にナチュラル系を出してその自然な感じや泳ぎにスレてしまうと、メバルのような警戒心の高い魚は、絶対に次に投げる派手派手しいカラーに食ってこなくなる。

この時期はシルエットが出やすいスチールカラーや、ピンクなどの派手系カラーから始めた方がいいだろう。

<井上海生/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
大阪湾奥
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出典: https://tsurinews.jp/254949/
この記事を書いた人 TSURINEWS編集部

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