花冷えの候、朝は霜が降りるほどの寒さを感じる今日このごろ。そんな肌寒いなか、長野県・平谷村は多くの釣り人でにぎわいを見せていた。4月13日に訪れたのは平谷湖フィッシングスポット。4月8日に再オープンしたばかりの釣り場だ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)
平谷湖フィッシングスポットでルアー釣り
ここ平谷湖フィッシングスポットは長野県ではあるが、名古屋からでも2時間ほどとアクセスが良く、標高千mの高原にあるため水温が一定で保たれており、夏でもトラウトたちは元気いっぱい。また平地よりも5~10度ほど気温が低いため、酷暑の夏でも涼しくエリアフィッシングを楽しめる希少なフィールドなのだ。
初めて訪れる場所なので、今回はミノーイングでの大物狙いと、数釣りの2つの釣り方で精いっぱい楽しんでいこうと思う。
同所は大きく分けて4つのポンドで形成されている。初心者向けのビギナーズエリア、中級~上級者向けのエンジョイエリア、大会などで使用されるトーナメントエリア、そしロックやイトウ、ブラウンなど大物イロモノが放流されているエキスパートエリアがある。
そして驚いたのが、受付に併設されているルアー売り場。かなりの種類のルアーがラインナップされており、手元にエリア用のルアーが全くない人でも、現地でほぼほぼのパターンで使うルアーは購入できる。
朝イチは大物狙い
どのポンドも魅力的だが、朝イチは攻略の難しいエキスパートエリアの大物から狙っていくことにした。使用タックルはタックル図を参照してほしい。スタッフの服部さんの話では、朝の冷え込みでボトムに着くとのことだったので、デンス60Sでネチネチと探っていくことにした。

池中央にキャストし、ボトムトレースする要領で細かくトゥイッチを入れる。何投かしてみたがこれといった反応は得られず、次に取り出したのはダブルクラッチ75SS。キャストして、フォールさせていく。

遅いフォールにはめっぽう良い反応が得られるようで、多くの魚がルアーめがけて近づいてくる。激しいトゥイッチを入れると魚が散ってしまうため、スロー展開にはなってしまうがソフトアクションで動きによるリアクションを誘う釣りではなく見せの釣りで展開していくことにした。
正直トップウォーターでここまで釣れたことはなかったので、驚きを隠せなかった。

途中ペレットタイムもあり、最後の最後までひたすらトップが強い展開で今回の釣行は幕を下ろした。

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パターンを探せ
今回、バラシが多く大物をキャッチすることはできなかったものの、数釣りでは今まで味わったことがないほどの釣れっぷりに、平谷湖の素晴らしさを存分に味わえた釣行だった。釣果としては2ケタ止まりではあるものの、朝から数釣りに専念すれば余裕で大台の3ケタはいけたのではないだろうか。

今回数釣りに関しては、序盤ダート系、後半トップで抜群の反応を見せたが、当然のことながら季節の進行やその日の状況でパターンは変わる。そのパターンを見つけ出すのがエリアフィッシングの醍醐味でもあるが、どうしてもハメられない人は服部さんをはじめとするスタッフに聞いてみてほしい。
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レジャーに最適
平谷湖フィッシングスポットでは、コテージやバーベキュー場も併設されており、泊まりで楽しむことも可能。もちろん釣ったニジマスを焼いて食べることもできる。そのための魚さばき場も完備している。他にもレンタルタックルはもちろん、ほぼ毎日初心者ルアー教室が無料で行われている。スタッフが場内を回るので、釣り方が分からない場合やアタリが出ないという人は、声をかければ丁寧に教えてくれる。

したがって全く釣りが初めてという人でも、十分すぎるほど楽しむことができるだろう。もちろん手ぶら釣行もOK。受付では氷や発泡スチロールも販売されている。
初日は昼から釣りをして、夕方バーベキューを楽しみ、夜はコテージに泊まって翌日の午前中釣りをして帰る……なんてプランも可能。家族や気の合う仲間同士、カップルで出かけてみてはいかがだろう。
<週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>
平谷湖フィッシングスポット
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