2023.4.28

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ?

ブラックバス用ルアーでシーバスは釣れるのか?答えはシンプルに「釣れる」。日々バス用ルアーを活用している筆者が、その魅力・長所短所について紹介しよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ?

シーバスをブラックバスルアーで釣る

淡水のブラックバスも海のスズキ(以降シーバス)も基本はフイッシュイーターだ。小魚を含め、あらゆる生き物を襲って食べまくる。そんな獰猛な魚を狙うために多くのルアーが日々開発されているわけだが、多くが淡水のブラックバス用とソルトウォーター(以降SW)のシーバス用とすみ分けがされている。

中でもブラックバス用のルアー(特にミノー系)はその多くがSWのシーバス用として使える。実に優秀なルアーが多い。さすがに、ネコリグやスピナーベイトは聞かないが、クランクベイトはSWでも十分使える。このようにブラックバス用のルアーは、ブラックバスもシーバスも狙える二刀流といえる。

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ?SWミノーでシーバスキャッチ(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

筆者も最近はほとんどがブラックバス用のミノーでシーバスを釣っているわけだが、ブラックバスはほとんどやらない。ではなぜブラックバス用ルアーなのか?果たして本当にシーバスは釣れるのか?少し触れてみたい。ちなみにシーバス用ルアーを否定するわけではない。あくまで二刀流として両方楽しめることを検証したいと思うだけである。

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ブラックバス用ルアーの魅力

シーバスフィッシングにブラックバス用ルアーを使う。カツオの刺身をわさび醤油ではなく、マヨネーズで食べるようなものだ。「邪道」かどうかはわからないが、この多様化が進む世界において、「こうでなくてはならない」という考えは古い。それは釣りにもいえるだろう。

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ? バス用ルアーでシーバスゲーム(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

例えばハゼをゴカイだけで釣るのではなく、ハゼクランクのようにルアーでも狙える時代だ。それに当てはめると、シーバスフィッシングも窮屈なものではない。ブラックバス用のルアーだって全然アリだろう。なにせ淡水のフィッシュイーターを仕留めるためのルアーだ、釣れない方がおかしい。

ミノーがオススメ

特にミノーは素晴らしい。7cm前後のスリムなものが多いが、どれもシーバス用か?と思うほど釣れる。

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ?バス用ミノー&ワーム(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

キビキビとハイピッチな動きのミノーは、春先や秋口の活性の高いシーバスにはテキメンだし、ゆっくりヌメヌメと遊泳力のない小魚をイミテートしたものは冬場の活性の低い時期や、ナイトゲームの切り札となってくれる。

もちろん、バチ抜けにも使える。さすがに本家のバチルアーには敵わないが、動かし方やレンジを意識すれば使える。

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低価格

さらに嬉しいことにシーバスルアーよりも若干価格が安いものもある。このように価格も含め、ブラックバス用ルアーには魅力とシーバスを釣る威力がある。

ブラックバスルアーの弱点

そうはいっても全てブラックバス用ルアーでシーバスが狙えるかというと、それはない。例えばバチ抜け。これをブラックバス用のミノーで狙うとなると、けっこう難しい。

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ?小場所のシーバスポイント(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

先にも書いたが、ミノーが使えなくはないし、実際筆者も釣って記事にしたが、状況によっては全く反応しない時もあるので難しいのだ。これは春先の極小ハクパターンにも当てはまる。表層系や小型のシンキングペンシルならSW用には敵わないだろう。

飛距離

さらにいえば、飛距離もそうだ。強風だと釣りにならないものもある。こればかりはシーバス用のミノーの方が勝るものが多い。つまり、バチ抜けやハクパターンなどシーバス特有の釣り方をしなければいけない時や、飛距離などが弱点と思える。

シーバス釣りに国境はない

いかがだっただろうか?確かにシーバスもブラックバスも同じフイッシュイーターだが、それぞれの世界観があり、深い釣り方がある。それでも1つのルアーで両魚種を狙えるブラックバスルアーがあるなら、それはそれで素直に両方楽しめば良いと筆者は思う。

ブラックバス用ルアーで狙うシーバス釣りの魅力と弱点 ミノーがイチオシ?バス用ルアーでシーバスゲット(提供:TSURINEWSライター宮坂剛志)

そう考えると、ブラックバス用のルアーを積極的にシーバスで使う選択肢があっても良いのではないだろうか?まさにシーバス釣りにも国境は存在しないのだ。

「あえて使う必要ない」などという前時代的な考え方は実に寂しいし、楽しみやワクワク感が減るように思えてならない。無理やり使えとは言わないが、たまには釣りの楽しみ方や方向性を変えてみるのもまた良いのではないだろうか。新たな発見や楽しみ方が見つかるかもしれない。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>

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出典: https://tsurinews.jp/250243/
この記事を書いた人 宮坂剛志

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