2023年になってから一度も大阪湾で竿をだしていない。私自身エリアトラウトに夢中で、海に足が向いていなかったことが理由だが、メバルの状況が気にはなっていた。そして、ある平日のお休み、時間が空いたのでメバリングに釣行してきた。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター福岡崇史)
メバルはプラグで狙う
私のメバル狙いは、基本的にプラグで釣ることをポリシーとしている。なぜなら、大阪湾のメバルは年々小型化しているのが現実で、大きい個体のみに的を絞りたいということだ。
それに、小型のメバルであっても、ある程度のサイズのルアーであれば釣れるからだ。
ワームを使うシチュエーションとしては、足場が高くてプラグの操作が困難な場合と、遠距離でフロートを使用してメバルを狙うとき以外は、極力ワームを使わないようにしている。その理由は数年前に遡る。
釣れ過ぎを避ける
数年前に大阪南部のポイントに入ったとき、エサの方が、手のひらより小さなメバルまで持って帰ろうとしてて、正直閉口してしまった。
大阪湾のメバルは確実に少なくなっている。冬の貴重なターゲットを絶やさないためにも、私はオールリリースを心掛けている。
ワームをあまり使わないのも、釣れすぎを避けるため。小さな1in程度のワームだと、小指サイズのメバルもヒットしてしまうからだ。
貝塚人工島では不発
今回、クルマで向かったのは貝塚人工島。この時期は、水路側で狙ってみる。外側のテトラ帯は風の影響をモロに受けるため、比較的水深は浅いが、釣りがし易い水路側を選んだ。
ポイントに着いて、潮の流れや水深などを見ていたが、いつもに比べて異常なほど潮の流れが速い。しかも、PEラインを使用していることもあり、狙いのレンジキープすらむずかしい状況であった。
水面を見てみるとベイトの群れも確認できるし、見える範囲の底にキビレも見える。条件的に悪くないが、1時間やってもカスリもしない状況でありポイント移動を決断した。

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近隣をランガン
つぎに、超有名な港湾ポイントに移動。いつでも人が絶えない場所なのだが、ほぼ人がいない状況。目当ての場所に無事入ることができたが一組、二組ほどだけであった。
一般にはタブーとされているが、誰もいない場所の水面をライトで照らしてみると、超クリアな水!まったく魚が見えない。
水が透き通っているということは、プランクトンが居ないという裏返しでもある。2投ほどして移動。魚を釣る前に人間が空腹に耐えかねていたので一旦食事休憩とした。
実績場で本命メバル
臨海線沿いの食事処で人間の空腹を満たしたあと、明かりが効いているポイントへ移動。昔よく通った安定のポイントである。小さなポイントであるが、魚影は冬であってもすこぶる濃い場所で一番の期待のポイント。
まずは、表層を攻めるべく「B☆M」を結んで、表層5カウントまでをサーチ。数投目に藻の周りで、ライトに反射したルアーに飛びつく影。同時に竿先にツンというバイト!軽くアワセを入れたら見事ヒット。狙いには遠くおよばないサイズのメバルだ。写真を撮って即リリース。ボウズを逃れることができて安堵した。

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シンキングペンシルで追加
二匹目を狙うべく各明かりを狙うが、アタリもチェイスもなく時間だけが過ぎていく。
ルアーもシンキングペンシルに替えて、数か所の明かりを狙った所でヒット!しかし、バレてしまった。もう一度狙ってみると追いかけてはくる。時間を置いて狙ってみることにする。
別の場所を撃つが反応がなく、再び先ほどヒットの場所へ戻ってきた。ヒットした場所は覚えているので今度はアプローチの場所を替えて狙ってみる。
レンジを刻んでカウント5つからリトリーブするとカンと金属的なアタリ。軽く合わせるとうまく乗せることができてヒット。1匹目とさほど変わらないサイズだが先ほどバラした個体だろう。写真を撮って直ぐにリリース。

時計を見ると22時半、明日に備えて帰宅することにした。わずか2匹であったが、思いとおりの釣り方をすることができ、非常に満足度の高い釣りとなった。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>
The post シーズン初のメバルプラッギング釣行で本命2匹と対面【大阪湾南部】 first appeared on TSURINEWS.ADVERTISEMENT
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