2023.3.3

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり

去年は厳しかった鳥羽市志摩沖のビンチョウマグロ、今年は2月に入り大きな群れが入って来たとの情報をキャッチ!しかも10kgオーバーも混じり毎日安定した釣果ということで早々にタックルを揃えて行って来ました。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター山本良次)

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり

勝丸でトンジギ釣行

寒さも厳しくなるこの時期(2月初旬)には、毎年三重県鳥羽市の国崎漁港から出船し大型「寒平目」を狙うのですが……今年は新艇を構え2船体制になった勝丸さんがトンジギ便(ビンチョウマグロジギング)を開始するとの情報を聞き付け、さっそく2月初旬に予約し乗船して来ました。

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり 勝丸(提供:TSURINEWSライター山本良次)

狙うは港から1時間(20マイル)ほど沖に走らせた志摩沖の水深は約600m~1000mです。

ポイントの状況

定員は片舷8名程なのですが、本日は4名と少ない人員での釣行でした。この「トンジギ」という釣りはアングラーを片舷に配置したドテラ流しの釣りですので、今日はいつもより広々でアングラーにとっては最高の状況です。

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり使用したジグ(提供:TSURINEWSライター山本良次)

ポイントに到着すると、そこはやはり外海に近い沖合のために風や波も近海とは別世界でした。300gのジグを投入するも風が強く潮が早いので1投目からラインが斜めにバンバン出ていきます。船長からアナウンスされた朝イチの狙い棚は20m~80mでしたので朝の内は斜めに出過ぎても、それほど問題はありませんでした。

ですが、棚が下がり出す先のことも考えて、深い層からできるだけ縦斜めのシャクリで狙いたかったために2投目からは400gに変更し120mまで落として海面まで誘う作戦に切り替えました。

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3投目で8kg級ビンチョウマグロ

その流れで3投目を投げいれた時、早速ミヨシの方が強烈ヒット!すると、それと同時に すぐに私のジグに重さがなくなるフォールのアタリが!?まさか着底することは100%ありえないので、これはフォールの食い上げと確信。

大きく2~3度はアワセたでしょうか……ズッシリと竿が曲がり込み8kgクラスのビンチョウマグロを早い段階でゲットしました。まさにモーニングサービスです!

船中連続ヒット

その後も同船アングラーの皆さんに、変わるがわる大きなアタリがあり……その都度「60mです!」「40mフォール!」と大きな声で棚の共有をし合いながら、連鎖の大爆釣が始まりました。

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり 勝丸で上がったビンナガ(提供:TSURINEWSライター山本良次)

やはりこの「トンジギ」という釣りは棚が重要ですので、皆で声を掛け合う協調性がとても重要になります。

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4本目は10kgオーバー

私も順調に4本目を水深150m程でヒットさせた時でしたが……今回準備した電動リール(SHIMANO3000番)でも、巻けども巻けども全く巻き取れません!?

少し巻けてもドラグ音が鳴り響き、その分ラインが出て行く状況。これはもしかしたらタネトン(20kg)!?……と思いましたが5分くらいの引っ張りあいの後、急に簡単に巻き取れる状況に変わり、すぐに水面まで巻き上げることができました。

結果的には少し大きめな10kgオーバーのビンチョウマグロでした。どうやら体力自慢のマグロさんだったようで……やはりタネトン(20kg)を期待していたので少し残念な贅沢な感覚でした。

船内貯蔵庫満タンで早上がり

本日は朝の7時頃からシャクリ初めて、10時を過ぎた頃には私一人でも8kg~10kgクラスを10本も釣り上げていました。今日は大きめのクーラーボックスは2本持って来ていましたが、帰港後にマグロが入りきる気がしなくなり、心残りはありましたが約3時間の釣行で早々に納竿としました。

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり 勝丸で上がったビンナガ(提供:TSURINEWSライター山本良次)

また予定では13時くらいの沖上がりでしたが、皆さんの爆釣もあり11時頃には全員が多数のビンチョウマグロを釣り上げ、船の貯蔵庫が満タンになりましたので早上がりとなりました。

最終釣果とヒットジグ

帰港して釣れたビンチョウマグロを船内デッキに並べると、8kgクラスを中心に船中で30本は超えていました。

ヒットジグ

今日のヒットジグですが、カラーはグリーン系でウェイトは400gの一択でした。また私の釣果は10本でしたが、その中の6本はフォールでのヒットでした。やはりマグロのような回遊魚が爆釣する時はフォールの当たりが頻発します。

ちなみに今回のトンジギでは電動リール数値で約100m前後(ラインは斜め45度)での当たりが1番多かったです。

10kg以下は「コトン」と呼ばれるのは何故?

トンジギとはヒレの長いビンチョウマグロの泳ぐ姿がトンボに見えるために「トンボ」、それをジギングで釣るので「トンジギ」と呼ばれています。

トンボの中でも10kg迄を「小トン:コトン」と呼び、10kg~20kgを「中トン」と呼ぶようで、20kgを超える繁殖能力の有あビンチョウマグロは「種トン:タネトン」と呼ばれマグロアングラーの中では夢の産物みたいですね!私も是非とも釣り上げてみたいものです。

今後の展望

今後の動向ですが……3月初旬くらい迄は、まだまだ「コトン・中トン」クラスは順調に釣ることができます。また春に向かうに連れて段々と型が大きくなってくるそうです。

トンジギ釣行でマグロ2桁の大爆釣【三重・勝丸】 船内クーラー満タンで早上がり勝丸で上がったビンナガ(提供:TSURINEWSライター山本良次)

その先の春になる頃(4月末)迄はトンボの大型や、キハダマグロも交えて十分に狙えますので皆様も夢の大型マグロを狙って見てはいかがでしょうか。まだまだ私は大型マグロを狙って釣行を重ねて行きます!

<山本良次/TSURINEWSライター>

▼この釣り船について
勝丸
出船場所:国崎漁港
この記事は『週刊つりニュース版』2023年3月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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出典: https://tsurinews.jp/242794/
この記事を書いた人 TSURINEWS編集部

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