2023.2.21

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】

夢よ、もう一度。昨年に2時間でチヌ10尾を釣った新門司港の恒見切れ波止0番へ、1月上旬に再度フカセ釣りに行ってきた。当日は、試行錯誤の末にチヌ38cmを頭に、5尾の釣果となった釣行をレポートする。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】

新門司港でフカセ釣り

釣行当日、朝起きて外を見ると、北東の風が強く吹いている。これでは新門司マリーナのテトラでは釣りにならないため、北東の風の風裏になる近くの恒見切れ波止しかない。苅田港方面に釣座を構えるため、風裏となるのだ。

また、12月に2時間でチヌ10尾を釣った場所なので、夢よもう一度と思い、恒見切れ波止0番に決定した。

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】新門司港広域略図(提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)

当日の仕掛け

午前5時ごろ駐車場に到着。釣り場には誰もいなかったが、10分後に釣り人がきた。あいさつして近況を聞くと、チヌは最近よく釣れているとのことだ。

まきエサは、チヌパワームギスペシャル、オキアミ生L8分の1角。この時、オキアミはつけエサより小さくすること。このまきエサは海底までにごり拡散しながら沈む。また、色や大きさの違うムギと大粒コーンが入っているため、長時間海底にチヌをとめておくことができる。

仕掛けのウキは、波止釣り専門の超高感度棒ウキを使用。つけエサは、オキアミ生Lの尻尾をハサミで切り、オリゴ糖、みりん、酒カス、赤ワインを個別に3回スプレーしたものを使用。

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)

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メイタ38cmをキャッチ

7時ごろになると、東の空が明るくなってきたので釣り開始。

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】恒見切れ波止ポイント解説略図(提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)

まず、12月にチヌが釣れたポイントB(上図参照)にまきエサを5分程度投入し、海底にチヌを集める。Aに仕掛けとまきエサを投入し同調させる。

潮に乗ってゆっくりBまで流されていった。すると、ウキが急にスーッと海中へ消えていったと同時に、サオ先が小さくツーンと引き込まれた。

軽く手首でアワせるとサオは大きく曲がり、強烈な引きが伝わってきた。釣り始めて5分ほどなのに、もう念願のチヌがヒットした。

この分だと、前回を上回る釣果が期待できる、と1人でほくそ笑んでいた。強引に海面に浮かせてタモですくったのは、メイタ38cm。

そして、手返しを早くして同じ場所に投入する。しかし、期待とは裏腹にあとが続かない。アタリはあるがバラしてしまったり、サオに乗らなかったりと、なかなかハリ掛かりしない。

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ウキのトップが消え大物ヒット!

8時ごろ、潮の流れが止まった。今がチャンスだ。Bに直接仕掛けとまきエサを投入。ウキ周辺のまきエサがゆっくり沈み、つけエサが同調した。

すると、すぐにウキが深く沈む。ウキのトップが消えていくこの瞬間がウキ釣りの醍醐味(だいごみ)だ。

ガツンと手応え十分な引きが伝わる。根掛かりのような引き方で、先ほどのチヌとは比べ物にならない。

ふんばるがドラグからラインが「ジー、ジー」とでていく。レバーブレーキを活用していたが、次の瞬間、サオ先が天を差した。大物をバラしてしまったのだ。ハリは残っていたので、チヌの唇は硬くハリ掛かりが甘かったようだ。

気を取り直して釣るが、本流がだんだん速くなりうまく同調させることができない。これではチヌは釣れない。

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】恒見切れ波止ポイント(提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)

試行錯誤で38cmを頭に5尾

すると、9時ごろにまた潮が止まった。Bに仕掛けとまきエサを投入。今度は、さらにその周辺にまきエサを5回投入する。先ほど逃がした大物が頭をかけめぐり、気分は最高潮。

40cmオーバーが釣れるようにと願っていたら、再びウキが小さく沈んで浮いてこない。チヌの前アタリだ。今度は時間をかけて十分にエサを食い込ませる。

すると、スーッと海中に沈んでいった。イトフケを取り、手首でアワせるとガツンと乗った。慎重に手前に寄せてタモですくう。釣れたのはメイタ36cmだった。

その後、同型を3尾追加。釣果は、38cmを頭に5尾。4時間の釣果だ。

波止でのフカセ釣りで38cm筆頭にチヌ(クロダイ)5尾手中【福岡・新門司港】筆者の釣果(提供:週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘)

釣行の注意点

最後に、捨てられていたゴミや仕掛けなど拾い集めた。まきエサのカスは水で洗い流し、釣り場はいつもきれいに保つように清掃し、家路に就いた。

最近、1人で釣行して暗闇の中、手すりやはしごを利用する際、転落事故が多く発生しているようだ。決して無理はせず、危険な場所には立ち入らないよう、安全に釣行しよう。波止釣りとはいえ救命胴衣は必ず着用することだ。

<週刊つりニュース西部版 APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
新門司港・恒見切れ波止
この記事は『週刊つりニュース西部版』2023年2月10日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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出典: https://tsurinews.jp/241011/
この記事を書いた人 TSURINEWS編集部

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