タイラバを構成する部品はヘッド、フックシステム、ネクタイ、スカートの四つである。凝り出すと種類やカラーバリエーションも多く意外と出費がかさむもの。今回は筆者が最近ハマっているタイラバのコストカット術を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
ヘッド以外買わなくなった
初心者でも手軽にはじめられるタイラバの人気は高まるばかりだが、タイラバフックやネクタイなど凝り出すと種類やカラーバリエーションも多く意外と出費がかさむこともある。そんなこともあり最近筆者はタイラバヘッドこそ買うが、フックシステムやネクタイやスカートは買わずに自作したり代用品を使用したりするようになった。
既製品を買わなくてもタイラバは成立するし、ちゃんと真鯛も釣れるからだ。むしろ、自分なりの工夫をすることにハマっているのだ。特別な技術は必要なく、釣り針に釣り糸を結べれば誰でもできる内容だ。

コストカット術1:スカートは不要
タイラバの構成部材はタイラバヘッドとタイラバフックとネクタイとスカートが基本だが、筆者は長らくスカートを付けてない。スカートがなくて釣果に差があると感じたことがないからだ。
極端なケースではネクタイもなしの自称クールビズスタイルでも真鯛が爆釣したこともあったが、これはレアケースなのでネクタイはなにかしら付けるのを基本にしている。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
コストカット術2:フックシステム自作
これはとても簡単で、釣り針に釣り糸を結べる人ならだれでも作れる。もし、ビギナーの方でまだ釣り針に釣り糸を結べないのであれば、これだけはどんな釣りでも必要になることなので練習して覚えておいた方がいいと思う。
材料は35~50lb程度のタイラバ用組糸かジギングのアシストフック用の組糸と釣り針だけ。写真は釣り針の一例。真鯛針、チヌ針など種類、大きさなどお好みのものを使用してほしい。管付きというチモトが輪になっているものは結びやすく糸が抜けにくいと思う。

作り方も簡単。組糸を20cmから30cm位の長さに切り、両端に釣り針を結び、針のポジションに段差ができるよう真ん中からわざと少しずらして2本に折り曲げ、ループトゥループができる大きさの輪が残るようにして途中に結び目を作る。これで完成。リーダーとの接続方法は、リーダー側にもチチワ結びなどで輪をつくり、ループトゥループでおこなう。

ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
コストカット術3:ネクタイ自作
タイラバ用のネクタイ素材は自作用の釣具としても販売されているが、日常生活の中でタイラバネクタイになりそうな素材を発見してトライするのが醍醐味だ。ストレートタイプやカーリータイプなど形や長さも自分で好きなように作る。その試行錯誤が楽しい。
とくに百円ショップは素材の宝庫で、手芸素材や工作素材などいろいろ試したくなる。自分が発見した素材で自作したタイラバネクタイで真鯛が釣れた日には、既製品で釣った以上の喜びがある。まさに有頂天だ。今回は最近釣果のあった2素材を紹介したい。

トレーニング用ラバーバンド
正式名称はよく分からないが、エクササイズやリハビリなどのストレッチ運動に使われるもので、薄手のシリコンゴム素材でカラーバリエーションも豊富。まさにタイラバネクタイにうってつけ。今や筆者にはタイラバネクタイ素材にしか見えない。
大きさはだいたい15cm×1.5mもあり、幅1cm×15cmくらいのネクタイならなんと150本も作れる。価格はネットで見ると200円台(送料別)から入手可能。リアル店舗ではホームセンターのエクササイズ・ダイエット用品コーナーで見かけたことがあるが、カラーが限定されてしまうのが難点。どんな形状にカットするかは自分次第だが、まずは既製品を真似てみてはいかがだろう。筆者推しカラーは定番の赤とオレンジだ。

防鳥テープ
田んぼ、畑などに鳥除け用に張り巡らす反射系素材のテープ。偶然通りかかったマンションのベランダにきらめく防鳥テープを見かけ、ひらめいて購入してみた。百円ショップで購入できます。赤と金の2色あり、どちらも裏面はシルバー。両カラーともかなりいい雰囲気を醸し出している。
テープのサイズは12mm×100m。15cmのネクタイなら666本も作れる。筆者はこれを斜めにカットして使用している。もちろんシリコンラバーとの併用もOK。

ネクタイとフックの固定方法
まず仕掛けのチモト補強などに使用するフロートパイプのような、組糸が通る太さのチューブを用意し5mmくらいの長さにカットする。タイラバネクタイをフックシステムの組糸のループに通し、切ったフロートパイプを組糸のループの上側から通し、ループの下でネクタイを挟み込むようにして固定する。これで完成。
もし、パイプの径が大きくて抜け落ちそうなら抜け防止のため夜光ビーズなどを併用します。釣果アップのポイントはネクタイがしっかり水中でヒラヒラなびいて魚にアピールすること。ネクタイ同士がくっついてなびかないとNGなので、タイラバにセットして洗面器やバスタブで泳がせてみてテストしておくことをおすすめしたい。

<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
The post 「タイラバはヘッドだけ買えばOK」 お得に楽しむためのコストカット術3選 first appeared on TSURINEWS.ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT