2023.1.8

真冬の低活性アジの居場所の見つけ方3選 アジングで釣る方法も紹介

冬のアジは一般に活性が低く、適水温の15℃を下回るか、平均してこれくらいの水温になってしまうと、反応がいっそう鈍くなる。そうなると、「いるかどうか」という不安がアングラーの頭をよぎる。無駄打ちを減らすためにも、冬のアジのサーチ術を身につけよう。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

真冬の低活性アジの居場所の見つけ方3選 アジングで釣る方法も紹介

浮きゴミ、気泡、鳥フンがヒント

沿岸についているアジはほとんどプランクトンパターンと読んでいい。ことに冬は漁港周りにベイトフィッシュが少ない。まれにヒイカなどを食っているアジがいるかもしれないが、ほとんど遊泳力のかわらないそうしたベイトも「プランクトン」と一括りにできる。

では、どのようにしてそうしたプランクトンが溜まっている場所を見つけるか?

答えは、3つある。まず1つは、浮きゴミだ。2つめは、気泡である。浮きゴミや気泡が水面に見られる場所には、プランクトンが溜まっている可能性が高い。そうしたポイントは潮がクッションしているか、あるいは潮が行き着いた先と考えられる。自ら遊泳力がないプランクトンは、浮きゴミや、気泡と同様に、潮に流されるまま動く。つまり、浮きゴミと気泡=プランクトンの溜まった場所と読むことができるのだ(少々暴論ではあるが)。

3つめは、鳥フンである。河口近くでは多くは鵜だが、何にせよ水鳥の糞がある場所は、水鳥の捕食対象となるアジやサバがいるサインだ。足下を注意して見て、鳥フンがないかチェックしてみよう。

真冬の低活性アジの居場所の見つけ方3選 アジングで釣る方法も紹介鳥フンさえヒント(提供:TSURINEWSライター井上海生)

特に冬のアジングでは、常夜灯と共に、このようなサインが索敵の大きなヒントとなる。

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大きめのワームで探る

続いて、海中でのサーチである。

筆者の方法を解説すると、私はまず、プランクトンパターンと踏んで、大きめのワームで0.8g、1gのヘッドウェイトを基準にふわ釣りをする。レンジは表層からカウントして、ボトム上まで。冬のプランクトンパターンのアジはほとんどボトムに群れているのだが、それでも表層・中層も見逃さない。

そしてアタリが出たら、その感じから、アジの型・活性を読む。2inchのワームにも乗ってきたら、それで正解ということだ。ショートバイトなら、ワームのサイズとヘッドウェイトを考え直す。

真冬の低活性アジの居場所の見つけ方3選 アジングで釣る方法も紹介まずは大きめのワームでサーチ(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ともかく「アジがいるかどうか」をまず突き止めることが大事なので、大きめのワームを使ってしまい、早々にアタリが出るか確認してしまおう。この作業に時間がかかると、場の見切り、ランガンのテンポが遅くなる。

ボトムふわふわで足元を釣る

冬のアジの着き場所、上述のように「キーレンジ」ともいえる水深はボトム周辺だ。ただ夜の常夜灯下では表層の巻きで簡単に出てしまうこともあるが、適水温の下限に近付くほど、やはり深いところになる。

そして、着き場所についてもうひとつ付け加えると、足元もカギとなる。特に私の印象として、なぜか今期(2022年)は、足元のパターンが多いように思う。足元はもっともドラグが効きにくい場所なので、うまくバイトを吸収できるよう、ポイントに対して少し角度をつけるようにしよう。

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アタリの出方でヘッドをセレクト

どんな季節でもそうだが、アジのアタリの出方と感じるのは重要なことである。アタリのが小さいからといって、必ずしもアジが低活性とは限らない。たとえば小さいアタリは頻発するが、乗せられない場合、これは「高活性ショートバイト」と思われる。ヘッドが小さすぎて、アジが掛からないのだ。

単純なショートバイトと読んで、ヘッドを小さくするか、ワームをサイズダウンすると、さらにアタリが小さくなる可能性がある。高活性ショートバイトでは、ヘッドウェイトはそのまま、ハリを大きくするのがひとつのやり方である。

真冬の低活性アジの居場所の見つけ方3選 アジングで釣る方法も紹介逆にハリを大きくしてみよう(提供:TSURINEWSライター井上海生)

適水温ぎりぎりの冬のアジングは、考える要素は多くなるようでもあり、逆にセオリーをよく知れば、むしろアジがいるかいないかは絞りやすい。寒さに懲りずに釣りをしたい。

<井上海生/TSURINEWSライター>

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出典: https://tsurinews.jp/237091/
この記事を書いた人 井上海生

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