
MotoGP第8戦ハンガリーGPがバラトンパークで開催された。決勝レースを制したのはドゥカティのマルク・マルケスで、通算100勝目を達成した。
ハンガリーGPの予選では、マルク・マルケスがポールポジションを獲得。スプリントレースでは独走体制を築いて勝利しているが、復帰から間もなく体調が万全ではない中、長丁場の決勝でもそれを再現できるかどうかが注目された。
2番グリッドにはペドロ・アコスタ(KTM)、3番グリッドにはフェルミン・アルデゲル(グレシーニ)が並び、ポイントリーダーのマルコ・ベッツェッキ(アプリリア)は6番手。小椋藍(トラックハウス)は10番手スタートだった。
なお上位グリッドのライダーでは、アコスタがリヤタイヤにミディアムを選択しており、この選択がレース展開にどのような影響を及ぼすかも注目された。
決勝日も天候に恵まれ、気温は29度まで上昇。路面温度も50度に迫る暑さの中、全26周の決勝レースがスタートした。
スタートではポールシッターのマルケスが、アコスタに迫られながらもトップを維持した。
またターン1ではイン側から前をうかがっていたホルヘ・マルティン(アプリリア)がブレーキングで止まりきれなかったことをきっかけに多重クラッシュが発生。マルティンに加え、ベッツェッキ、アルデゲル、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)の4人が戦線を離脱した。
レースはマルケスとアコスタが一騎打ちの状況となり、先述の転倒の結果、3番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が続いた。
スプリントレースとは異なり1周目からリードを広げられなかったマルケスは、2周目にはアコスタに追い抜かれて2番手に後退した。
先頭に立ったアコスタは一気にリードを広げていき、一時は1.5秒近いギャップを築いた。ただマルケスも5周が経過する頃にはリズムを掴み、ペースを上げ始めていたため、アコスタは逃げることができなかった。
アコスタとマルケスは、それぞれレースのファステストラップを更新し合いながら周回を重ねた。その差は0.6〜0.8秒の範囲で推移し、レース中盤は一進一退の攻防が繰り広げられた。
レース折り返しとなる12〜13周目には、マルケスがトップとの差を削り、14周目に入る頃には0.2秒差まで迫っていた。
すでにオーバーテイクを狙う体勢に入っていたマルケスは、14周目のターン9のシケインで追い抜きを仕掛けた。ここでマルケスが先頭に立ったものの、アコスタもすぐに抜き返しを図るなど激しい攻防が続き、ここは一旦アコスタがポジションを守りきった。
二人のバトルは15周目も続いた。マルケスは再びターン9で追い抜きを仕掛けると、今度はアコスタが抜き返すことができず、首位の座を明け渡した。マルケスはそのままライバルを突き放しにかかった。
マルケスは2番手のアコスタに対してすぐに1秒差を築き上げ、そこからはギャップをコントロールする走りに移った。
マルケスはクルージング状態でレース後半の周回を走りきり、マシンに立って余裕のトップチェッカー。今シーズン初勝利を挙げ、MotoGP全クラス通算100勝目を達成した。2位はアコスタ、3位はバニャイヤだった。
小椋藍はスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれることなく生き残り、序盤は11番手を走行。そこから徐々にオーバーテイクを重ねてポジションを上げていき、多くのレースで見せてきたレース後半のペースの良さを活かして、残り8周で5番手に浮上した。この時点で3番手のバニャイヤとの差は約7秒あった。
ペースだけを見れば表彰台争いに加わる可能性もあったものの、小椋は4番手のルカ・マリーニ(ホンダ)の攻略に時間を要したこともあり、3番手のバニャイヤを追うには周回数が足りず、4位フィニッシュとなった。
代役参戦のイケル・レクオナ(グレシーニ)は3年ぶりのMotoGPマシンにもかかわらず奮闘し、7位でフィニッシュ。WSBKで今季ランキング2位を争うライダーの実力を見せつけた。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT






