
ドゥカティのマルク・マルケスは、2025年のMotoGPタイトル獲得を遅らせるために、前戦カタルニアGPで意図的に優勝を諦めたという憶測を否定した。
カタルニアGPのスプリントを終えた段階で、マルク・マルケスはランキング2番手の弟アレックス・マルケス(グレシーニ)に187ポイント差をつけており、決勝レースで兄が弟より3ポイント以上多く獲得すれば、サンマリノGPでタイトルを決める可能性があったのだ。
しかし決勝レースではアレックス・マルケスが兄マルクを下して優勝。ポイント差を183ポイントに縮めた。これにより、マルク・マルケスのタイトル獲得は少なくともサンマリノGPの次、日本GP以降に持ち越されることとなった。
これにより、バレンティーノ・ロッシの地元サンマリノで、ロッシに並ぶ9度目の世界選手権タイトルを獲得するというリスクを冒さずに済んで、マルク・マルケスは喜んでいるのではないかと多くの人が推測していたようだ。
「僕がバルセロナで優勝しなかったのは、ミサノでタイトルを決定したくなかったからだと思っている人たちには、くたばってほしい」
サンマリノGPに先立ち、マルク・マルケスはそう一蹴した。
「バルセロナではこれまで以上に真剣に取り組んだ。あそこでは、直面しなければならない様々な義務のせいで、自分を『エコモード』に切り替えていたんだ」
「ミサノを『マッチポイント』で迎えることを狙ったけど、日曜日に自分より速いライダーがいたから叶わなかった。チャンピオンシップはできるだけ早く決着をつけたい。そうすれば同じ道を歩み続けられるから。これからのレースはすでに2026年への準備なんだ」
アレックス・マルケスも、兄マルクと同様の反応を示し、次のように語った。
「付け加えることはないよ。こんな質問に答えるために時間を無駄にするつもりはない。ただ喋るためだけに喋るような人もいるんだ」
「僕が何をやろうと、必ず何か言われる。成功を疑う奴が必ず現れる。『なぜMoto3で勝ったんだ?』『なぜMoto2で勝ったんだ?』『なぜMotoGPに上がったんだ?』マルクが言う通りだ。くたばれ」
そもそも、バルセロナはマルク・マルケスがあまり得意としていないサーキットであるのに対し、アレックス・マルケスはスペシャリストと言われるほど得意なサーキットだった。しかし今週末のミサノは、その立場が逆転するだろう。
「ここでアレックスを打ち負かしたい」とマルク・マルケスは語った。
「理論上、このサーキットは僕のライディングスタイルに有利だ」
一方でマルク・マルケスは、サンマリノGPが単なる兄弟対決にはならない可能性があると警告した。
「KTMもそれほど差はないと思う。僕たちが上位に食い込めるかどうか、見てみよう」
サンマリノGPでマルク・マルケスのリードが185ポイント以上あれば、日本GPでタイトルを決める可能性が出てくる。そのリードが広がれば広がるほど、日本GPでの戴冠条件がゆるくなっていくわけだが、マルケスは慎重な見解を付け加えた。
「今や日本GPをマッチポイントで迎える可能性はあるが、そこでタイトルを決めるのは難しいだろう」
「それにタイトルを獲得すると自信が増し、集中力が低下する。結果としてミスが増えるんだ」
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