
7月27日(日)現地15時からスタート予定のF1ベルギーGP決勝レースは、ウエットコンディションでのスタートとなりそうだ。
舞台となるスパ・フランコルシャンがあるベルギー・アルデンヌ地方は、事前の天気予報通り日曜日朝から雨が降り注いだ。併催されているFIA F3のフィーチャーレースは大雨によりレース不成立。その後行なわれたFIA F2のフィーチャーレースは、目まぐるしく変わるコースコンディションによりセーフティカーが“活躍”する展開となった。
その後もスパの空模様はご機嫌斜め。FIAのウェザーサービスは現地14時からさらに激しい雨がコースを襲うと予想しており、メテオ・フランス提供のレーダー画像では、雷雨の一群がブリュッセル方面からアルデンヌ地方に向かっており、決勝スタート前後にサーキットを直撃する可能性があるという。
F1関係者は、スタートディレイとなった後、セーフティカー先導でわずか3周を走ったのみでレース終了となった2021年大会の二の舞いを避けるべく躍起になっている。
なお、ベルギーGP決勝のスターティンググリッドでは、予選でポールポジションを獲得したマクラーレンのランド・ノリスと、そのチームメイトであるオスカー・ピアストリがフロントロウにつけた。2列目にはフェラーリのシャルル・ルクレールとレッドブルのマックス・フェルスタッペンのふたりが並ぶ。
純粋なパフォーマンスでは今季最速のマクラーレンが勝利を勝ち取るはずというのが大方の予想だが、雨を引っ提げやってくるスパの魔物は、そうやすやすと勝利を恵んでくれないかもしれない。そして、ベルギーGPのF1スプリントを制したフェルスタッペン、今季はまだ勝利がないルクレールも虎視眈々とチャンスを伺っている。
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