
MotoGP第11戦ドイツGPのMoto2クラス予選は、ELF Marc VDS Racing Teamのジェイク・ディクソンがポールポジションを獲得した。
MotoGP第11戦ドイツGPでは、Idemitsu Honda Team Asiaのマリオ・アジが負傷のため欠場。その代役として日本人ライダーの羽田太河が選ばれた。なお予選Q1とQ2のグループ分けでは、日本人ライダーの羽田とそのチームメイトである國井勇輝がQ1からのスタート。佐々木歩夢(RW-Idrofoglia Racing GP)がQ2へ直接進出を決めた。
Q1は現在ランキング5番手のバリー・バルタス(Fantic Racing Lino Sonego)がリード。ジェイク・ディクソンやイザン・ゲバラ(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)、アルベルト・アレナス(ITALJET Gresini Moto2)といった、レースでも上位に顔を出すライダーがQ2進出圏内のトップ4を占めた。
日本勢では國井がセッション折り返し頃に、6番手のタイムを記録。Q2進出に近い位置にまでタイムを縮めた。
Q1終盤のアタックの結果、最速となったのはバルタス。以下ディクソン、ゲバラ、アレナスまでの4人がQ2に進んだ
國井はQ1終盤に7番手につけると、最後に自己ベストを更新。一時Q2進出圏内に食い込んだものの、最終的には約0.4秒足りず5番手。代役参戦の羽田は最終的にトップから2.5秒差の12番手となった。
予選Q2では、コンディションを把握しているQ1突破組が速さを見せ、バルタスが序盤のアタックで1分33秒848の暫定トップタイムを記録した。ディクソンやアレナスも、上位トップ5に入るタイムを記録した。
バルタスはその後も自己ベストをさらに縮めていき、暫定トップのポジションを維持。2番手につけたトニー・アルボリーノ(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)にも0.3秒の差をつけていた。
Q2終盤の残り3分、セナ・アジアス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)が0.076秒とわずかだがバルタスを上回る1分33秒588を記録し、暫定トップタイムが更新された。
ラストアタックではまずディクソンがアジアスの暫定トップタイムを0.1秒更新。そしてバルタスもハイペースでアタックを続け、ポールポジション獲得の可能性を残していた。
しかしバルタスはわずか0.070秒およばず2番手タイム。ドイツGPのポールポジションは予選をQ1から突破してきたディクソンが獲得した。3番手はアルボリーノだった。
Q2に参加した日本人ライダーの佐々木は、最終的に13番手タイム。レースは中団グリッドからのスタートとなった。
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