
F1イギリスGPで12位となったウイリアムズのカルロス・サインツJr.。今回のレース展開は”うんざり”するものだと話した。
サインツJr.はイギリスGPを9番グリッドからスタート。雨によって混乱が生じるレースになっていたが、サインツJr.は順調にレースを進め、終盤は8番手をシャルル・ルクレール(フェラーリ)と争っていた。
しかしポジション争いの中、ルクレールがストウ・コーナーでコースアウトしサインツJr.に接触してしまった。この接触が痛手となり、サインツJr.は12位とポイント圏外でレースを終えることとなった。
ここ数戦難しいレースが続いていたサインツJr.は、自分でコントロールできないことが起きてしまう状況に「うんざりする」と吐露した。
「順調に進んでいたんだ。ここまでのシーズンを通じて、僕らは適切にやってきたと感じている。戦略目標やドライビングも良かった」
サインツJr.はそう語る。
「7番手、8番手だったと思う。残り10周でシャルルと戦っていたんだ。彼はスリックタイヤでのアウトラップだったと思うけど、マシンのコントロールを失って、僕にぶつかってきたんだ。それで終わりだ。僕はダメージを受けて12番手に後退してしまった。そして12位でフィニッシュ……またアンラッキーだったよ」
「こういった風に、いつも自分たちのコントロール外の事が起きてしまう状況には、ちょっとうんざりしている。シャルルには失礼かもしれないけど、どのドライバーにも起こり得ることだ。それが今日、クリーンなレースと週末にできるはずだったのに、またしても僕の身に起きたという事実が、腹立たしいんだ」
そしてサインツJr.は、12位フィニッシュという結果は、レースをリタイアするのと似たような感覚だと続けた。
「僕にとって、12位という結果はリタイアと同じだ」
「今の順位だと、リタイアしたような気持ちなんだ。特に僕らは7番手や8番手を争っていたわけだからね。全てを適切に進めてきたんだ。まあ、他のライバルは戦略でもう少しギャンブルしていたかもしれない。ニコ(ヒュルケンベルグ/ハース/3位)の採った行動は興味深い。ストロール(ランス・ストロール/アストンマーティン/7位)もそうで、いい判断をしていた」
「でも、僕らはペースとレースをマネジメントしながら堅実な戦いをしていた。だからこそ、7位や8位を狙える理想的な位置につけていたんだ。でも残念ながら、シャルルがマシンのコントロールを失ったことで、僕は終わってしまった。そういうことだ。僕にできることは何もなかった」
「僕の運勢を変えられるかもしれない、この2週間のインターバルを歓迎するよ。そこでF1シーズンを(改めて)スタートできればいいんだけどね。ここまで良い事ばかりじゃなかったから」
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