2025.7.8

フォーミュラE撤退のマクラーレン、チーム買い取り先が見つからない? 今シーズン限りで消滅の可能性も

Joe Portlock / LAT Images via Getty Images

 マクラーレンはフォーミュラEの活動を現在の2024/25年シーズン(シーズン11)限りで終了する。しかしチームの買い取り先が見つかっておらず、今シーズン終了後にチームを解散することになってしまうかもしれない。

 マクラーレンはGen3マシンが導入された2022-23年シーズン(シーズン9)から、ダブルタイトル連覇を達成したメルセデスのチームを引き継ぐ形でフォーミュラEへの参戦を開始。日産のパワートレインを搭載して戦ってきた。

 しかし今年4月下旬、マクラーレンとしては2024/25年シーズン限りで参戦を終了すると発表。フォーミュラEに使っていたリソースを、他シリーズへ振り分ける道を選んだ。

 撤退発表後、イアン・ジェームス代表はチームの引き継ぎ先を探していると説明し、フォーミュラE側も後任が見つかることを期待していた。

 一時はヒョンデが興味を示しているとの噂もあったが、motorsport.comの調べによると、マクラーレンはチームの買い手を見つけられていないようだ。その結果、今シーズン終了後の9月にも、チームを解散する可能性があるという。

 チーム解散となった場合には、当該のエントリー枠はフォーミュラEホールディングスに戻されることになる。

 現在マクラーレンに所属するサム・バードとテイラー・バーナードのふたりも、来季に向けたシートを模索中。バーナードは今シーズン目覚ましい活躍を示していることもあり、Gen3世代最終シーズンに向けたドライバー候補として、他のチームから声がかかる可能性は高いだろう。

 またバードは、経験豊富なドライバーを求めているチームにとっての選択肢になるかもしれない。彼はフォーミュラEのシリーズ創設当初から参戦し続けているベテランで、昨年のサンパウロE-Prixではマクラーレンに唯一の勝利をもたらしている。

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出典: https://jp.motorsport.com/formula-e/news/mclaren-formula-e-team-set-to-close-without-buyer/10740397/
この記事を書いた人 Jake Boxall-Legge

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