2025.6.25

「ハミルトンが史上最高で、セナが史上最速」20歳F1新人ハジャー、“最推し”ドライバーを語る

Sam Bloxham / Motorsport Images

 2025年にレーシングブルズからデビューしたF1ルーキーである20歳のアイザック・ハジャー。彼はルイス・ハミルトン(フェラーリ)が史上最高のドライバーであり、アイルトン・セナが史上最速のドライバーだと考えている。

 7度の世界チャンピオンであるハミルトンと3度の世界チャンピオンであるセナ、どちらもF1界ではレジェンドと呼ぶにふわさしいドライバーだが、ハジャーはこのふたりをそれぞれ最高と最速に選出した。

 最近F1のポッドキャスト『Beyond The Grid』の中で、ハジャーは次のように語った。

「ハミルトンの昨年までの日曜日(決勝レース)を見れば分かるだろう」

「彼のレースペースがすべてを物語っている。かなり後方スタートでも、最後にはジョージ(ラッセル/昨年までメルセデスでチームメイト)と競っていたりする。18番手スタートで、ジョージがもっと前からのスタートでもね。チームメイトに対して、彼はこのレースペースのアドバンテージがあった」

「バルテリ(ボッタス)がチームメイトのときもそうだった。オーバーテイクの仕方や、集団内での走りを見ても、彼は常に異なるアプローチを採っていた。違うライン取りをして、ダーティエアを避けていたんだ」

「DRSトレインのようになっていて、みんなが例えば0.6秒差だったとして、彼は前とのギャップを0.3秒に縮めているんだ。彼の日曜日の走りは……本当に最高だと思う」

 ハジャーは、ハミルトンが最高のレースをすると評した一方で、驚異的な予選パフォーマンスを発揮したセナが“史上最速”のドライバーなのだと説明した。

「僕としては、セナが史上最速のドライバーなんだ」

「史上最高のドライバーはルイス・ハミルトンで、F1ドライバーとして、全体的な完成度として最高だと思う。でも、最速は明らかにアイルトンだ。レインであれドライであれ、ミックスコンディションであれ、アイルトン・セナが最速だ」

 そんなハジャーは今年行なわれたモナコGPで、”モナコ・マイスター”と呼ばれるセナにインスパイアされた特別ヘルメットを使用した。

「僕と同世代の人だと、(セナについては)ドキュメンタリーや映画、YouTubeのクリップ集くらいしかなかったと思う」とハジャーはセナに対する思いを語った。

「でもほんの少し見ただけで、彼は子どもの頃から僕のアイドルになった」

「僕がセナを知ったのは、とあるドキュメンタリーだった。6歳とかだったかな。彼がもう亡くなっていたことも知らなかった。セナが誰なのかも知らなかったんだ。ドキュメンタリーを通じて彼のことを知っていった。そして彼が亡くなったと知ったとき、僕は完璧に打ちのめされたんだ」

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/isack-hadjar-brands-lewis-hamilton-best-f1-driver-but-ayrton-senna-the-fastest/10735895/
この記事を書いた人 Lydia Mee

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