
6月11日(水)からバルセロナのカタルニア・サーキットでMotoGP参戦メーカーのプライベートテストが実施。ヤマハは注目の的となっているV4エンジン搭載マシンを走らせており、そのエンジン音が公開された。
現在のMotoGPではスズキが撤退した後、ヤマハが唯一の直列4気筒エンジンを使用するメーカーであり、ライバル4社は全てV4エンジンとなっている。
近年の苦戦もありヤマハはV4を開発しているのではないかと言われていたが、2024年にチーム側がそれを認めたことで、大きな注目を集めるトピックとなった。
開発はテストチーム主体で行なわれており、テストライダーのアウグスト・フェルナンデスにマシンが託されることとなる。11日から行なわれるプライベートテストでは、V4エンジンを搭載した全く新しいバイクを試すことになると彼は明かしていた。
「水曜日(11日)には、新しいバイクをテストする予定だ。全く新しいバイクだよ。それが何なのかは、みんな知っているだろう」
そしてヤマハは11日、テスト中にカタルニア・サーキットのホームストレートを通過していくV4エンジン搭載マシンのサウンドを公開した。
開発が順調に進んでいるように見えるヤマハのV4。ただマネージングディレクターを務めるパオロ・パヴェジオは今季開幕直前の時点では、今季中のV4投入については現実的ではないと語っていた。
「2025年にV4へ変更すると考えるのは、現実的ではない。(V4の)バイクをオフィシャルライダー達に手渡すときには、それが良いレベルにあると我々が確信している必要がある」
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