
F1第10戦カナダGPを前に、レッドブルの角田裕毅がチームのレースプレビューに意気込みを語り、参戦100戦目となる記念すべきグランプリで特別な結果を残したいと述べた。
2021年にF1デビューを果たした角田は、これまで99のグランプリにエントリーして内96戦に出走。この出走数においても、前回のスペインGPで片山右京を抜いて日本人最多となったばかりだ。
そして今回のカナダGPで、角田は大台の100戦目へと到達する。そしてこのまま順調に決勝レースに参加し続ければ、出走数も夏休み前の第13戦ベルギーGPで100に届く見込みだ。
角田はここまでの道のりについて、長かったようにも短かったようにも感じると述べた。
「今週末は、自分にとってF1での100戦目でもあります。ちょっと信じられない気分です」
「まだ始まったばかりのようにも感じるし、同時にこれがずっと自分の人生だったようにも思えます。この100戦すべてが特別なものに感じられますし、F1の世界でいられることを本当に幸運に思っています。できれば、この100戦目という記録に相応しい結果を残したいですね」
スペインGPの後にはテストにも参加した角田。カナダGPに向けた意気込みについてはこう述べた。
「今週のカナダGPをとても楽しみにしています。カレンダーの中でもお気に入りのレースのひとつなんです。モントリオールという街が大好きで、全体的な雰囲気や食べ物、ショッピングも魅力的で、とにかく楽しい場所です」
「バルセロナでのレース後には2日間のテストを行ない、その後もミルトンキーンズのシミュレータで走り込んで、チームと一緒に一生懸命取り組んできました。これでレッドブル・レーシングのマシンでもだいぶ走行距離を重ねられたと思います。スペインGPの後、僕たちは予選でもっと良いパフォーマンスを発揮しないといけないと感じたので、それに向けて準備をしてきました」
「カナダの天気は予想がつかないこともありますが、今回は珍しく乾燥していて安定したコンディションになりそうです。それが僕たちの目標達成にもきっと役立ってくれると思います」
角田はレッドブル昇格後の7レースで3度の入賞を記録。最高位は9位となっている(スプリントでは6位を記録)。予選ではここ3戦で2度最下位&ピットレーンスタートとなり、それが決勝レースの展開を苦しくしているため、是が非でもQ3に進みたいところだろう。
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