
6月10日(火)、FIA唯一の電動フォーミュラカテゴリーであるフォーミュラEは、2025-26年シーズンのカレンダーを公開。シリーズ創設12年目には、世界12ヵ所で全18レースを開催する運びとなった。
シーズン12は2025年12月6日、5ラウンドを残す現在のシーズン11(2024-25)同様にブラジル・サンパウロで開幕。その後、年が明けて1月にメキシコ・メキシコシティで第2戦が開催される。
シーズン11では初年度以来久々にアメリカ・マイアミがカレンダーに戻ってきたが、2026年には開催地がホームステッド・マイアミ・スピードウェイから、F1マイアミGPも実施するハードロック・スタジアム周辺のマイアミ・インターナショナル・オートドロームに移り変わる。
1月末に第3戦マイアミE-Prixを開催した後、フォーミュラEはアメリカ大陸から一度、2月に中東のサウジアラビア・ジェッダでのダブルヘッダー(第4戦・第5戦)を経由して、ヨーロッパラウンドへと移り、3月にスペイン・バルセロナのハラマ・サーキットで第6戦を開催する。COVID-19流行中の2021年にはバレンシアで無観客のレース開催が行なわれたものの、有観客の状態では初のスペインでのフォーミュラE開催となる。
その後フォーミュラEは、5月にドイツ・ベルリンとモナコ・モンテカルロにて、それぞれダブルヘッダーでレース開催を実施する。
暫定カレンダー上では、5月30日の第11戦、6月20日の第12戦がTBC(決定待ち)とされているが、うちひとつがジャカルタE-Prixとなる可能性が高いと考えられており、新たな開催契約に向けてインドネシア政府とシリーズ側の話し合いが行なわれている。TBCの2戦は、2025年後半のFIA世界モータースポーツ評議会にて正式発表が行なわれる。
また、フォーミュラEは2025-26カレンダーでレースの地域集約を推し進めており、ヨーロッパラウンドの後はアジアラウンドへと移る。第13戦・第14戦として中国・上海E-Prixを7月4日と7月5日に開催した後、日本・東京E-Prixは7月25日、7月26日に開催される。
東京E-Prixはシーズン10で初開催を迎え、シーズン11ではダブルヘッダーに規模が拡大。シーズン12でも変わらず土日で1レースずつを開催することとなるが、開催時期は4〜5月から暑い初夏の7月へと移動することとなった。
そして8月のイギリス・ロンドンでの最終2レースをもってシーズン12が閉幕。フォーミュラEはシーズン13(2026-27)から次世代車両Gen4を投入するため、現行Gen3 EVOではこのロンドンが最後のレースとなる。
■フォーミュラE 2025-26カレンダー
Rd.1 ブラジル サンパウロ 2025年12月6日
Rd.2 メキシコ メキシコシティ 2026年1月10日
Rd.3 アメリカ マイアミ・インターナショナル・オートドローム 2026年1月31日
Rd.4 サウジアラビア ジェッダ 2026年2月13日
Rd.5 サウジアラビア ジェッダ 2026年2月14日
Rd.6 スペイン マドリード(ハラマ) 2026年3月21日
Rd.7 ドイツ ベルリン 2026年5月2日
Rd.8 ドイツ ベルリン 2026年5月3日
Rd.9 モナコ モンテカルロ 2026年5月16日
Rd.10 モナコ モンテカルロ 2026年5月17日
Rd.11 TBC 2026年5月30日
Rd.12 TBC 2026年6月20日
Rd.13 中国 上海 2026年7月4日
Rd.14 中国 上海 2026年7月5日
Rd.15 日本 東京 2026年7月25日
Rd.16 日本 東京 2026年7月26日
Rd.17 イギリス ロンドン 2026年8月15日
Rd.18 イギリス ロンドン 2026年8月16日
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