
F1スペインGP決勝でレーシングブルズの新人アイザック・ハジャーは7位入賞。F1参戦初年度ながら既に5回のポイント獲得と好成績を残し続けており、自身も「まだ素晴らしい気分だ」と語った。
ハジャーは雨のフォーメーションラップでクラッシュを喫するというほろ苦いF1デビュー戦を過ごしたが、第3戦日本GPでF1初入賞を果たすと、2戦後のサウジアラビアGPで再びポイントを手にした。
イモラでヨーロッパ3連戦が幕を開けると、ハジャーは3レースとも入賞。7番手からスタートを迎えたスペインGP決勝ではレース終盤にニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)に先行を許したものの、優れたタイヤマネジメントで8番手フィニッシュ。マックス・フェルスタッペンにタイムペナルティが科されたことで、ハジャーは7位に繰り上がった。
「ポイントよりも、良いレースをすることの方が重要だから、まだ素晴らしい気分だ。僕らは最近、良いレースを続けられているからとても嬉しいよ」とハジャーは語った。
現在ハジャーは今季5回の入賞を果たして計21ポイント。ドライバーズランキングでは9番手につけている。レーシングブルズとしても、ヨーロッパ3連戦を終えてコンストラクターズランキングでハースやアストンマーティンを抜き、6番手に浮上した。
「正直なところ、僕らは中団グループを抜け出せるペースのアドバンテージがあると分かっていたから、とても自信があった」とハジャーは続けた。
「だから見ての通り、ソフトタイヤの(第1)スティントを引っ張り、ミディアムタイヤの(第2)スティントに向けて大きなタイヤアドバンテージを得た。ミディアムタイヤのスティントはペースが素晴らしくて、正直、全てが計画通りに進んでいた。ある時点で、7位は確保できていたはずだ。ペナルティが適用されれば6位になれただろうから、満足できると思う」
今季参戦を開始したF1ルーキー5名の中でハジャーは、メルセデスに乗るアンドレア・キミ・アントネッリに次ぐランキング。F1参戦1年目から存在感を示すことができていることに満足しているか? と尋ねられたハジャーは次のように答えた。
「そうだね、今回は良い動きもできたし、良いタイヤアドバンテージもあって、それが確実に助けになった」
「とはいえオリー(オリバー・ベアマン/ハース)に対する動きや、ピエール(ガスリー/アルピーヌ)やフェルナンド(アロンソ/アストンマーティン)との1周目のバトルはとても楽しかった」
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