
ホンダ・レーシングは、今週末に開催されるMotoGPアラゴンGPに向けて、鈴鹿8耐のテストで負傷したルカ・マリーニの代役を立てないことを決めた。
マリーニは5月25日にMotoGPイギリスGPを終えた後、日本へ渡航。鈴鹿8時間耐久ロードレースのテストに参加し、CBR1000RR-R SPを走らせていた。しかしテスト2日目となる28日に、マリーニは激しくクラッシュ。左股関節脱臼、左膝靭帯損傷、胸骨と左鎖骨の骨折に加え気胸を負ってしまった。
ルールによれば、ライダーが出場できないコンディションだと診断された場合、そのライダーが9日以内に負傷していれば、チームは次のレースの代役を指名する必要はない。ホンダは4日(水曜日)まで代役を指名することができるが、そのつもりはないようだ・
ホンダは3人のテストライダーを起用しており、今季はアレイシ・エスパルガロはスペインGPとイギリスGP、中上貴晶はフランスGPにワイルドカード参戦している。一方ステファン・ブラドルは昨季の最終戦に参戦している。
月曜日には、MotoGP公式テストがアラゴンで開催されるが、このテストにはホンダのテストチームではなく、ファクトリーライダーが参加する予定となっていた。
一方、アウグスト・フェルナンデスはヤマハのワイルドカードとしてアラゴンGPに出走。すでにアメリカズGP、カタールGP、スペインGPの3戦に参加しており、プラマックでは負傷したミゲル・オリベイラの代役を務めている。
またトラックハウスの小椋藍は、イギリスGPで転倒した際に右膝下を骨折。27日に手術を受けたが、アラゴンGPへ出走するためには、木曜日にアンヘル・シャルテ医師のメディカルチェックを受け、パスしなければならない。
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