
ハースF1の小松礼雄代表は、今季途中からリザーブドライバーとして加入した平川亮について、「非常に役に立っている」と語った。
平川は今季開幕時、アルピーヌF1のリザーブドライバーを務めており、日本GPのフリー走行1回目では実際に走行を担当した。しかしその日本GP終了から数日後、平川は突如アルピーヌを離脱し、ハースにリザーブとして加入することになった。
ハースは昨年10月、トヨタ(Toyota Gazoo Racing/TGR)とテクニカルパートナーシップを締結。TGRのドライバーである平川がハース入りするのは、理に適ったことだと言える。そしてそのハースでは、シーズン中4回ルーキードライバーの起用が義務付けられている全てのセッションで、ステアリングを握ることが決まっており、バーレーンGPでは早速FP1出走を果たした。
そんな平川は、グランプリ中もピットウォールで小松代表の横に座るシーンもよく映される。平川の評価について尋ねられた小松代表は、次のように語った。
「かなり順調にチームに溶け込んでいますよ。ご覧の通り、走っていない時にはピットウォールに一緒にいます」
そう小松代表は語った。
「彼は本当に……テクニカルという言葉は適切ではないかもしれませんが、非常に意識が高く、細かい点を指摘してくれているので、非常に役立っています。彼が右側にいると、我々にとって非常に役立つ点を頻繁に指摘してくれるんです。彼は、チームにとって素晴らしい戦力になってます」
「彼は次のバルセロナ(スペインGP)で走る予定になっているので、とても楽しみです」
平川がチームに加入したのは、非常に良い補強になったと、小松代表は言う。
「彼はシミュレータにも乗りましたし、TPC(旧車テスト)でも少し走りました。テストカーで走っているんです」
「彼がやってきてくれたのは、とても良い補強になったと思います。全体的に、とても満足しています」
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