
グッドウッドは、1992年のF1王者であるナイジェル・マンセルが、今年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに参加することを正式に発表した。
このイベントには、アラン・プロストやマリオ・アンドレッティといったF1界の伝説的ドライバーも参加。F1創設75周年を記念したイベントに参加する予定だ。なおマンセルがこのフェスティバルに参加するのは、4回目ということになる。
グッドウッドはまた、マンセルが1992年にチャンピオンを獲得した時のマシンウイリアムズFW14Bと、1986年の優勝マシンであるウイリアムズFW11をドライブすることも併せて発表している。
ウイリアムズFW14Bは、リ・アクティブサスペンションをはじめとしたハイテクデバイスを多数搭載し、エイドリアン・ニューウェイがデザインした車両の空力パフォーマンスを最大限に活かしたマシンとして知られる。これによりアイルトン・セナ擁するマクラーレンや、ミハエル・シューマッハー擁するベネトンなどライバルを圧倒。8月のハンガリーGPでチャンピオン獲得を決めてしまった。その強さに、F1の歴史上最強のマシンの1台と言われることもある。
FW11はマンセルがチームメイトのネルソン・ピケとタイトル争いを繰り広げたマシン。ドライバーズタイトルこそマクラーレンのプロストに奪われたが、コンストラクターズタイトルを獲得。このタイトルは、ホンダにとって初めてのF1タイトルということになった。
マンセルはグッドウッドへの参加について、次のようにコメントを発表した。
「この夏、フェスティバル・オブ・スピードに参加し、F1世界選手権の75周年を祝えることを楽しみにしている。かつて数々の愛車でグッドウッドのヒルクライムを走ることができ、本当に素晴らしい経験だった。また同じような体験ができるのが待ちきれない」
2025年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、7月10日〜13日にかけて行なわれる。
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