
1978年のF1王者であり、キャデラックF1の非常勤の執行役であるマリオ・アンドレッティが、元レッドブルのセルジオ・ペレスがドライバーの「選択肢」のひとつであることを明かした。
キャデラックは先日、11番目のチームとして2026年からF1に参戦することが正式に承認された。参戦当初はフェラーリのパワーユニットを使用するが、2028年からはゼネラル・モーターズ(GM)が開発したパワーユニットを使うワークスチームとなる予定だ。
そのドライバーの候補として主に名前が挙がっていたのがインディカーを戦うコルトン・ハータだが、昨シーズン限りでレッドブルのF1シートを失ったセルジオ・ペレスも候補なのではないかと目されていた。
そんな中、ペレスの後任としてレッドブルのシートに座ったリアム・ローソンがわずか2戦で見限られ、レーシングブルズの角田裕毅とシートを入れ替えることになったことから、相対的にペレスの評価が見直されているようだ。
『ESPNレーシング』のポッドキャストに出演したアンドレッティは次のようにコメントしている。
「教えてあげたいけど、これは我々だけの秘密なんだ。というのも、実現しないかもしれないところに期待を持たせたくないからだ」
「だから、最終的な決定が下されるまで、このことは我々だけの秘密にしておくことがとても重要だと思う。アメリカには彼ら(ドライバー)がたくさんいるけれど、ライセンスの問題やその他もろもろの問題で、選択肢があまり多くないのは確かだ」
「しかしセカンドドライバー、セカンドシートは間違いなく経験豊富なドライバーになるだろう。その点での人選ははっきりしている」
「3人のドライバーから選ぶことになるかもしれない。現実的にはその3人の中から選ぶことになる。そして、それがどのドライバーかは言うつもりはない」
ペレスがその選択肢の1人なのかと尋ねられたアンドレッティは、こう付け加えた。
「それもオプションだ。ひとつの選択肢になりうるよ。当然だ。私が言えるのは、リアム・ローソンがチェコ(ペレス)をとてもとても良く見せているということだけだ」
「角田(裕毅)はね、おそらくリアムよりも彼の方があのシートにふさわしいと思うよ。だが私は部外者だ」
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