
18歳(当時)で日本人女性ドライバーとして初めてスーパーフォーミュラに参戦し、シリーズに数多くの話題を振りまいたJuju。2年目は厳しい船出となることが予想されている。
小学生時代からフォーミュラカーを経験するなど異色のスタイルでキャリアを積んできたJujuだが、コンペティティブなシリーズの参戦経験が多くなかったことから、スーパーフォーミュラデビュー当初から実力不足や経験不足を指摘する声もあった。ただ最終的には入賞こそ叶わなかったが全戦で完走。父である野田英樹氏も最初は最下位で元々であると自覚しており、3年計画でJujuをレーシングドライバーとして成長させたいという意向だ。
TGM Grand Prixの体制変更(トヨタ系育成チームに変更)に伴って今季に向けてはシートを失うことになったJujuだが、父・英樹氏が監督を務める“Triple Tree Racing”が発足したことにより、参戦継続のチャンスを得た。ただチームは急造で、テストも雪で1日しか走れず。Juju本人も「正直不安も残っている」と話す。
コース内外での振る舞いは「強気でヨーロッパ的」と称賛する声もある一方で、批判的な声が多いのも確か。そういった声を黙らせるためにはまずパフォーマンス面での成長を見せたいところだが、現状では環境的にも厳しいと言わざるを得ないだろう。チームと共に前進し、昨年の最終ラウンドを上回る水準まで出来るだけ早く持っていくのが現実的な目標といったところか。
■昨季成績
ランキング-位/0ポイント
■基本情報
所属チーム:HAZAMA ANDO Triple Tree Racing
生年月日:2006/2/2
出身:日本/東京都港区
デビュー年:2024年
主なレース実績:2020年デンマークF4ランキング6位、2021年デンマークF4ランキング7位、2023年F2000 イタリアン・フォーミュラ・トロフィー チャンピオン
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