
レッドブルは、2025年シーズンのF1を戦うニューマシン、RB21を発表。このあとはバーレーンでシェイクダウンを実施する予定となっている。
レッドブルがオンラインで発表したRB21は全体像が把握しづらい写真が多く、26日から開始されるプレシーズンテストまで、できるだけマシンの詳細を明かさないようにしているように感じられる。
ただサイドポンツーンは過激に絞り込まれており、画像を明るくしてみると、マシン側面に縦に入ったスリット以外の開口部は無くなっているように見える。まさに昨シーズン前半戦に回帰したような格好だ。
2025年はレギュレーション変更を翌年に控える難しいシーズンだと言えるが、このマシンを見る限り少なくともレッドブルは、改めて空力開発の面でかなり攻めてきたと言っていいだろう。ただ、同様の処理をしているように見えるチームも少なくなく、これは今季のトレンドとなっていくかもしれない。
チームはこのあと、テスト開始を翌日に控えたバーレーンでシェイクダウンを実施し、タイトル5連覇を目指すマックス・フェルスタッペンや、今季がフル参戦デビューとなるリアム・ローソンが初ドライブを果たすことになる。
昨年はフェルスタッペンがなんとかドライバーズタイトル防衛を果たしたものの、セルジオ・ペレスの不振でコンストラクターズランキング3位に終わったレッドブル。フェルスタッペンに5連覇が狙えるマシンを与えることができるか、ローソンがチームを納得させられる結果を残せるかが注目だ。