
ヤマハのファビオ・クアルタラロは2025年のMotoGPでの見通しについて、期待を膨らませすぎることはないと語っている。
2021年にヤマハでMotoGP王者となったクアルタラロだが、その後はヤマハの苦戦傾向が鮮明になり、上位争いから脱落……2024年も彼は奮闘したが、表彰台も獲得できない1年に終わった。
先日ヤマハは2025年シーズン開幕に向けたローンチイベントを実施。今年はプラマックがヤマハ陣営に入り、4台体制へと拡充することとなり、復活へ向けた期待も高まっている。
しかし、同時に必要になってくるのが忍耐力なのは間違いない。いつ“復活”が始まるかを予測するのは難しいことだ。
開幕前のテスト開始を控えたクアルタラロも、ヤマハの復活に期待を膨らませすぎるのは、プレッシャーになってしまうだけだと冷静に考えており、今は様子を見たいと語った。
「バイクは素晴らしいね。特にこの青は良い。でも、もっと速くなることを期待している」
ローンチイベントでクアルタラロはそう語り、さらに2025年シーズンの目標について聞かれるとこう続けた。
「過去数年から僕は何か期待を膨らませすぎても、それはプレッシャーを加えるだけだということを学んできた」
「期待はあるけど、それは良いプレシーズンを過ごすことだね。僕らは前進が求められているけれど、ヤマハがこの冬の間にどのくらいうまくやれたか、様子を見てみよう」
「あまり未来のことは考えたくない。この瞬間について考えよう。何レースか走った後に、どのあたりを目指せるか明らかになってくるだろう」