
ブラッド・ピットが主演を務めるF1を舞台とする映画『F1』は、2025年6月25日の公開日(北米は27日)に向けて、昨年末に撮影を終了した。最終撮影地のアブダビでは、大規模なロケが行なわれたようだ。
アップル・オリジナル・フィルムズが手掛けるこの『F1』は、主演のブラッド・ピットをはじめとする豪華キャストだけでなく、『トップガン マーヴェリック』で知られるジョセフ・コシンスキーが監督を務め、F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンがプロデューサーを務めるなど、スタッフ陣にも力の入った期待作となっている。
F1の全面協力を得て制作されたこの映画は、F1開催中のサーキットで、モディファイされたF1風マシン(ベースはF2)を使って2023年から撮影が行なわれた。そのラストを飾ったのが、2024年F1最終戦が行なわれたアブダビ。ヤス・マリーナ・サーキットはもちろんのこと、ザイード国際空港や、twofour54と呼ばれる大規模スタジオでも撮影が行なわれ、クルーは合計3回現地を訪れ、計29日間のロケを行なったという。
制作チームは、284人以上の現地クルーや15人の地元インターン生、そしてアブダビ映画委員会のサポートを受けながら撮影を行なった。アブダビ映画委員会は2013年以来、『F1』だけでなく170のメジャー作品を支援してきたという。
同委員会のサミール・アル・ジャベリ委員長はこう語った。
「国際的なクルーとキャストが3回にわたり訪問し、合計29日間に及ぶ撮影プログラムを支援できたことを嬉しく思う」
「この作品には、エミラティ(アラブ首長国連邦の人々)の才能がスクリーンに登場するだけでなく、284人を超える地元クルーが参加し、15人の熱心な若者が現場での仕事体験を積む機会を得た。そのうち5人はエミラティの若者であり、これらはクリエイティブ産業の中で才能を育成するという我々の取り組みの一環だ」
またアブダビ・クリエイティブ・メディア庁のモハメド・ドベイ長官代理も、次のように期待感を述べた。
「我々の継続的な取り組みと賢明なリーダーシップにより、アップル・オリジナル・フィルムズのような主要制作チームとのエキサイティングなパートナーシップを確保することができた」
「最近では、2024年アブダビGPでの最終撮影が国際的な注目を集め、これが2025年に最も注目される作品のひとつである『F1』との初のパートナーシップに繋がった」
「アブダビの象徴的なロケ地が大画面に映し出されるのを楽しみにしており、将来的にもアップル・オリジナル・フィルムズと連携し、サポートを提供していく」
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