2024.12.10

ウイリアムズ初走行のサインツJr.が午前中最速。ついにレッドブル搭乗の角田裕毅はいきなり70周以上を走破|F1アブダビポストシーズンテスト午前

Zak Mauger / Motorsport Images

 アブダビのヤス・マリーナ・サーキットを舞台に開催されているF1のポストシーズンテスト。1日のみの走行だが、午前中のセッションが終わった段階では、ウイリアムズのマシンを走らせたカルロス・サインツJr.がトップタイムをマークした。

 サインツJr.は月曜日にフィルミングデーを使ってウイリアムズFW46を初ドライブ。感触を確かめた。そして火曜日のポストシーズンテストが、同チームのマシンを本格的に走らせる初めての機会となった。

 サインツは白いレーシングスーツに白いヘルメットという出で立ちで登場。朝9時のセッション開始と同時にコースに飛び出していき、午前中だけで60周を走破。1分24秒435を記録した。このタイムが、午前中の最速である。

 サインツJr.に次ぐタイムを記録したのはフェラーリのシャルル・ルクレールで、3番手にはマクラーレンのランド・ノリスがつけた。ノリスは午前中の走行のみであり、午後はオスカー・ピアストリがマクラーレンのマシンを走らせる。

 また最終戦を前にアルピーヌを離脱したエステバン・オコンは、来季の所属チームであるハースのマシンを初ドライブ。46周した。またそのハースからザウバーに移籍するニコ・ヒュルケンベルグも、ザウバーのマシンに搭乗。こちらは63周を走った。

 RBの角田裕毅は、ついにレッドブルの最新F1マシンを走らせるチャンスを得た。その角田は、タイムシート上では11番手(1分25秒568)であるが、周回数は72周と精力的に走行を重ねた。午後も引き続き走行する予定である。

 今回のテストにはこの角田も含めて、日本人ドライバーが3人出場している。

 RBのマシンを走らせているのは岩佐歩夢で、午前中を終えた段階では1分26秒251が最速タイム。20人中16番手となっている。ちなみにRBのもう1台にはリアム・ローソンが乗っており、午前中は14番手タイムだった。

 またアブダビGPのフリー走行1回目でマクラーレンからF1公式セッションデビューを果たした平川亮は、今回のテストではハースのマシンを走らせている。午前中に60周を走り、1分27秒526(19番手)を記録している。

 なお体調不良のためFIA F2の最終ラウンドを欠場、スーパーフォーミュラのテストへの参加も辞退したアンドレア・キミ・アントネッリは、F1テストも午前中は欠席。ただランチタイムの前にはサーキットに姿を見せ、午後には学習のために少し走行する予定のようだ。



F1アブダビポストシーズンテスト結果(午前):

1. カルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)1'24''435
2. シャルル・ルクレール(フェラーリ)1'24''561
3. ランド・ノリス(マクラーレン)1'24''678
4. ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)1'25''730
5. フレデリック・ベスティ(メルセデス)1'25''159
6. パトリシオ・オワード(マクラーレン)1'25''201
7. アントニオ・フオコ(フェラーリ)1'25''238
8. ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)1'25''306
9. ルーク・ブラウニング(ウイリアムズ)1'25''409
10. ポール・アーロン(アルピーヌ)1'25''561
11. 角田裕毅(レッドブル)1'25''568
12. アイザック・ハジャー(レッドブル)1'25''605
13. フェリペ・ドルゴビッチ(アストンマーティン)1'25''819
14. リアム・ローソン(RB)1'26''016
15. ジャック・クロフォード(アストンマーティン)1'26''066
16. 岩佐歩夢(RB)1'26''251
17. ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)1'26''351
18. ジョージ・ラッセル(メルセデス)1'26''981
19. 平川亮(ハース)1'27''526
20. エステバン・オコン(ハース)1'27''903
出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/sainz-fastest-for-williams-after-morning-in-abu-dhabi-f1-test/10681254/#goog_rewarded
この記事を書いた人 motorsport.com日本版

SHARE

FAVORITE

こちらの記事もおすすめ