2024.12.6

F1中国GP、開催契約を5年延長。2030年まで上海でF1開催へ

Zak Mauger / Motorsport Images

 12月6日、F1と中国グランプリは開催契約を2030年まで延長したことを発表した。

 F1中国GPの開催契約は2025年が節目となっていたが、2024年最終戦アブダビGPの初日に、2030年までの新たな契約が結ばれたことが発表された。

 中国GPは上海国際サーキットを舞台に2004年から開催。2019年にはF1の1000レース目という節目のレースも行なわれた。新型コロナウイルスのパンデミックによって4年間開催されない時期が続いたものの、2024年には復活し、初の中国人フルタイムF1ドライバーの周冠宇(ザウバー)が集ったファンの前で初めて走行した。

 なお2025年大会は開幕戦オーストラリアGPから連戦となる3月21~23日にかけて開催予定で、スプリントフォーマットが採用されている。またF1アカデミーも中国GPで開幕する予定だ。

 F1のステファノ・ドメニカリCEOは契約延長の発表に際し、次のようにコメントした。

「今年、我々は中国へ2019年以来の帰還を果たしたことは、このスポーツにとって素晴らしい瞬間だった。そして中国におけるサポートが年々高まり続けていることは、信じられないほど素晴らしいことだ」

「上海は素晴らしい街で、レーストラックもドライバーにとって素晴らしく挑戦的な場所だ。F1が中国GPとの成功したパートナーシップをさらに5年間続けられることを嬉しく思う。プロモーターの方達の継続的な取り組みと情熱に感謝し、来年上海へと戻れることを楽しみにしている」

 またプロモーターの上海久事集団でチェアマンを務める郭建非のコメントは以下の通りだ。

「長年にわたり、上海久事集団と子会社のJuss Sportsはイベント開催における卓越性を追求するという初心を貫いてきた。中国のファンにとってこれは素晴らしいニュースであり、世界中でテレビで視聴する何百万の人々に、上海を紹介するこれ以上ないプラットフォームだ」

「グランプリの成功はエキサイティングなレースイベントというだけではなく、社会全体がよりポジティブな方向へと発展するための原動力でもあるということを、我々はよく理解している。今後も我々はイノベーションを通じてイベント体験を最適化し、社会への持続的な貢献を実現していく」

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/embargoed-chinese-gp-to-remain-on-f1-calendar-until-2030-after-new-deal/10679748/
この記事を書いた人 Filip Cleeren

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