
角田裕毅(RB)は、F1カタールGPのスプリント予選でSQ1敗退となる17番手。角田は予選後のプレスリリースで「ミスはしていないし、何が起きたのかは分かっている」と語った。
角田はカタールGP初日FP1で5番手となり、スプリント予選でも好結果を手にすることが期待された。そしてSQ1の最終アタック、セクター1とセクター2では自己ベストペースで走り、そのままいけば問題なくSQ2に進出するものと思われた。
しかしセクター3のペースが伸びず、まさかのSQ1敗退となった。敗退した後の角田は「なんで予選で急かされたのか分からない」、「だって聞いてくれないじゃないか!」などと無線でチームに不満を訴えた。
角田は予選後のコメントで、何があったのかその詳細を語ることはしなかったものの、「何が起きたかは分かっている」と語った。
「今日のスプリント予選は厳しかったです。でも、もっと良い結果を残せたと思います」
角田はチームのプレスリリースにそうコメントを寄せた。
「できることはやりました。でも残念ながらパフォーマンスを最大限に発揮することはできませんでした」
「カタールでは、マシンのポテンシャルは十分にあると思いますから、もっと良い結果が出せたはずです。何もミスしていませんし、何が起きたかは分かっています。今夜、チームを一緒にマシンを見て、この結果から何かを学び取ろうと思っています」
RBのレーシングディレクターであるアラン・パルメインは、角田はセクター3の高速セクションで大きくタイムを失ったと説明した。
「ユウキは今朝とても速く、マシンに特に問題もなかった。バランスにもとても満足していたんだ」
そうパルメインは語った。
「しかしターン12、13、14の非常に高速のセクションでかなり大きくタイムを失ってしまった。そのラップタイムは、SQ1を通過するのに十分ではなかった」
「全てのデータをよく見て、スプリントだけでなく明日の予選でもパフォーマンスを発揮できるマシンを彼が確実に手にできるようにしたい」