
2025年1月に開催される伝統の耐久レース、“ロレックス24”ことデイトナ24時間レース。このレースに、小林可夢偉が久々の復帰を果たすことが決まった。
今回小林がドライブするのは、ウェイン・テイラー・レーシング(WTR)のキャデラックV-シリーズ.R。小林は過去にWTRで2019年、2020年と2度デイトナを制したが、彼らが車両をアキュラにスイッチして以降は、アクションエクスプレスから2021年、2022年と参戦し、総合2位、11位という結果に終わった。
小林にとってはデイトナ参戦自体3年ぶり。古巣WTRではデイトナ“無敗”を誇るが、3年ぶり3度目の優勝を目指すことになる。
40号車で小林のチームメイトとなるのはルイ・デレトラ、ジョーダン・テイラー、アレックス・リン。デレトラとテイラーはレギュラードライバーで、リンはデイトナ、セブリング、プチ・ル・マンに参戦予定だ。
そしてもう1台のWTRキャデラックである10号車は、フェリペ・アルバカーキ、リッキー・テイラーがレギュラー参戦。デイトナ、セブリング、プチ・ル・マンの3戦ではウィル・スティーブンスが加わる。そしてデイトナのみの参加として、小林と同じくトヨタでWEC(世界耐久選手権)を戦うブレンドン・ハートレーが招聘された。
小林はWTRへの復帰を“里帰り”のようだと表現し、次のようにコメントした。
「このチームとキャデラック・レーシングでのレースは、素晴らしく楽しい思い出になっています」
「またレースをする機会を与えてくれたキャデラックとWTR、そしてアメリカでの歴史的なイベントに出場することを許可してくれたモリゾウさん(トヨタの豊田章男会長)とTGRには本当に感謝しています」