
シルバーストン・サーキットで開催されたMotoGP第10戦イギリスGPで、中上貴晶(LCRホンダ)は16番手フィニッシュ。今回も苦しいグランプリとなったが、得るものがあったようだ。
中上は後半戦の幕開けとなるイギリスGPはレースウィークの序盤から苦戦。スプリントレースも完走ライダー中ではブービーの17位で終えた。
決勝レースでも大きく状況が改善することはなく、中上はポイント圏外の16番手でのフィニッシュだった。ただレース後に15位でフィニッシュしていたルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ)に対して、タイヤ内圧違反でタイム加算ペナルティが付与……中上は15位に繰り上がって1ポイントを獲得した。
今回、ホンダはファクトリーとLCRの4台でそれぞれ異なる仕様にトライしていたと説明していた。中上はそれが苦戦につながってはいたものの、マシン改善の方向性の手がかりとなるデータを収集したという。中上のレース後のコメントは、以下の通りだ。
「今大会は厳しい走りが続きましたが、多くのデータを収集でき、結果的に改善の方向性を知る手がかりにもなっています」
「今大会は気温など連日コンディションが変わり、タイヤの選択など難しいレースでしたが、ホンダ勢全体としては一歩前進できた大会でした。次のレッドブルリンクも引き続き、マシンのパフォーマンスを最大限活かせるように集中します」
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