2024.8.2

レッドブルを長年支えたジョナサン・ウィートリー、今季限りで退任。アウディのチーム代表就任へ

Mark Sutton / Motorsport Images

 レッドブルF1チームをスポーティングディレクターとして支えてきたジョナサン・ウィートリーは、2024年限りでレッドブルを離れ、2026年に参戦するアウディ加入に向けてガーデニング休暇に入るようだ。

 ルノーでチーフメカニックを務めた後、2006年にレッドブルに加入したウィートリーは、レッドブルがF1で2度のタイトルを獲得した際にチームマネージャーとなり、その後スポーティングディレクターを歴任した。

「ジョナサンとは18年以上にわたる長く成功した関係だった」

 そうレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー代表は語った。

「6度の世界コンストラクターズタイトルと7度のドライバーズタイトル獲得に、最初はチームマネージャーとして、その後はスポーティングディレクターとして貢献した彼の功績は、我々のチームの歴史に永遠に刻まれることだろう」

 レッドブルにとってウィートリーの離脱は、チーフ・テクニカルオフィサーを務めてきたエイドリアン・ニューウェイに続く、上級スタッフの移籍となる。

 今季初め、ホーナー代表の不適切行為疑惑が持ち上がった際、ウィートリーはF1チーム代表になる野望を抱いていると報じられ、後任候補に名前が挙がっていた。

 ウィートリーは将来的にチームを率いる機会を求めており、その結果としてアウディにたどり着いたと理解されている。

 アウディは、内部の権力闘争を収めるためザウバーCEOのアンドレア・ザイドルと会長のオリバー・ホフマンが退任。かつてフェラーリのチーム代表を務めたマッティア・ビノットが、アウディのF1プロジェクトを一手に率いる体制となった。

 ウィートリーはアウディのチーム代表に就任し、ビノット直属の部下となることになるが、一方で現在ザウバーの代表を務めているアレッサンドロ・アルンニ・ブラビの将来は不明のままだ。

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/wheatley-to-leave-red-bull-for-audi-f1-team-principal-role/10641219/
この記事を書いた人 Jake Boxall-Legge

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