
RBの角田裕毅はF1ベルギーGPでパワーユニット(PU)交換を実施し、決勝レースを最後尾グリッドからスタートすることを決めたようだ。RBのレーシングディレクターであるアラン・パルメインが認めた。
角田は前戦ハンガリーGPまでに、PUの各コンポーネントをいずれもシーズン中に使用が許されている上限数まで使っていた。しかしそのハンガリーGPの予選で角田は激しいクラッシュを喫し、マシンを大破。シャシーも含め、ほとんど全てのパーツを交換することを強いられた。PUの全てのコンポーネントも、以前使用済みのモノに載せ替えた。
このクラッシュしたPUは引き続き使うことができるのかどうか、それはまだ明らかにされていない。しかし情報筋によれば、今回角田のマシンには新品のPUが搭載されるという。これにより角田は、F1ベルギーGPの決勝レースを、最後尾からスタートすることになる。
ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャンは、長い直線が存在するため、オーバーテイクが比較的容易なコースであると言われている。RBとしては、このコース特性を考えて、ここでペナルティを受けることを決断したようだ。
「ユウキは、今シーズン5基目のPUを投入するので、ここでは最後尾からスタートすることになる」
RBのレーシングディレクターであるアラン・パルメインはそう認めた。
なおレッドブルのマックス・フェルスタッペンも、今回のグランプリでPUを交換し、グリッドペナルティを受ける可能性が高いと言われている。
※後に角田のPU全コンポーネント交換が正式発表され、決勝レースをグリッド最後尾からスタートすることが確定した。また、フェルスタッペンはエンジン(ICE)のみを交換することになり、10グリッド降格となることが決定した。