2024.5.26

アルピーヌF1育成ミニがポール・トゥ・ウィン。SC出動3回の荒れた展開も動じず|FIA F3モナコ フィーチャーレース

Simon Galloway / Motorsport Images

 伝統のモンテカルロ市街地サーキットを舞台にFIA F3第4戦のフィーチャーレースが行なわれ、プレマのガブリエレ・ミニが優勝した。

 27周のフィーチャーレースは予選で最速タイムをマークしたミニがポールポジション。ARTグランプリのクリスチャン・マンセルがフロントロウに並んだ。

 スタートではミニがホールショットを獲得。マンセルもその後ろに続いたが、ターン8“ポルティエ”で後方のドライバーがクラッシュし、1周目からセーフティカー出動となった。

 ただマシンはすぐさま回収され、レースは3周目から再開。ミニを先頭に隊列がレーシングスピードに戻っていった。

 レース序盤はミニとマンセルのトップ2台が抜け出す形に。2番手マンセルはミニとのギャップを縮めるも、ここは狭くツイスティなモンテカルロ……攻め手に欠け、1秒圏内に迫っては離れるという展開が続いた。

 上位勢に大きな動きはなかったが、8番手以下は10台近くがDRSトレインで続き、毎周にわたって激しいバトルが繰り広げられた。

 その中でVARのノエル・レオンと、前日のスプリントウイナーであるニコラ・ツォロフ(ARTグランプリ)がターン5“ミラボー”で接触してストップ。2台は再始動できたものの、行く手を塞がれてしまったトライデントのサミ・メゲトゥニフは動き出せず、マシンを降りた。

 これにより20周目に再びセーフティカーが出動。マシン回収が行なわれ、23周目からレースが再開された。

 しかし、再開直後にクラッシュが発生し、3度目のセーフティカー出動となった。ARTグランプリのローレンス・ファン・ホーペンが、ローディンのジョセフ・ロークとのバトルの最中にターン12“タバココーナー”でクラッシュを喫したのだ。

 クラッシュバリアのデブリが多少コース上に残っていたものの、セーフティカーは26周目の終わりでピットに戻り、レースはファイナルラップで再開となった。

 1周のスプリントバトルとなったものの、ミニはマンセル以下を寄せ付けずトップチェッカーを受けた。マンセルが2位、ハイテックのルーク・ブラウニングが3位に入った。ミニはアルピーヌ育成、ブラウニングはウイリアムズ育成のドライバーだ。

出典: https://jp.motorsport.com/fia-f3/news/fia-f3-2024-rd4-monaco-race2-report/10615764/
この記事を書いた人 motorsport.com 日本版

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