F1中国GPのスプリントでカルロス・サインツJr.（フェラーリ）とフェルナンド・アロンソ（アストンマーティン）の接触事故が起きた。これによりアロンソは右フロントタイヤをパンクさせてピットインした後、リタイア。またサインツJr.もマシンにダメージを負った。
スプリントレース後にこの接触についての審議が行なわれ、レーススチュワードはアロンソに非があると裁定。アロンソには10秒のタイム加算ペナルティと、ペナルティポイント3が科された。
スチュワードは裁定に至った理由について、次のように説明している。
「14号車のドライバー（フェルナンド・アロンソ）、55号車のドライバー（カルロス・サインツJr.）、およびチーム代表者から話を聞き、ポジショニング／マーシャリングシステムのデータ、ビデオ、オンボード映像などの証拠を検討した結果、14号車がターン9で55号車との接触を起こした原因であったと判断した」
「接触の結果、55号車はダメージを負い、14号車はパンクしスプリントセッション終了前にリタイアすることになった」
なおアロンソはリタイアしたため、ペナルティによる順位変動はなし。ペナルティポイントの累積は6となった。
ただスチュワードは、マシンがリタイアした後に科されるペナルティについて、レギュレーションの文言が不明確であると指摘。FIAに対して、レギュレーションを明確化するための修正を検討するように呼びかけた。
