
MotoGPの2024年のタイトル争いは、開幕から3戦を終えた時点ではホルヘ・マルティン(プラマック)がリードしている。彼は昨年激しく争った現王者のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)に差を付けているが、バニャイヤこそ本命のライバルだと警戒を緩めていない。
マルティンは昨年バニャイヤと最終戦までタイトルを争って2位となり、今年もタイトル候補となることが確実視されてきた。実際、その期待通りにマルティンは強さを発揮してきている。
そしてライバルのバニャイヤは第2戦ポルトガルGP決勝で接触により転倒リタイア。第3戦アメリカズGPでも表彰台を逃す結果に終わり、同レース終了時点ではマルティンがランキング首位を確保し、バニャイヤには30ポイントの差をつけている。
ただマルティンはバニャイヤがタイトル争いの有力候補だと依然として考えている。加えて、2024年シーズンの争いはより多くのライバルが加わってくるだろうと予想した。
「チャンピオンを争えるライダーはたくさんいると思っている」とマルティンは言う。
「ペッコ(バニャイヤ)も有力候補だと思う。彼は昨年の王者で、ナンバーワンなんだからね」
「そして、ライバル達が強いんだ。マルク(マルケス/グレシーニ)もいれば、ペドロ(アコスタ/GASGAS)もいる。本当に優れているし、一貫性がある」
「だからどうなるかは分からない。エネア(バスティアニーニ/ドゥカティ)も週末を通じて強かった。重要なのは、僕らがどこでも速いということで、そのことに集中する必要がある」
そして現在のタイトル争いをリードしていることについても、マルティンはあまり重要視していないようだ。
「たしかに、今のところはそんなに考えていないね」
マルティンは現在のランキングについてそう語った。
「そのことについて考えるのは、あまり好きじゃないんだ」
「でもこうしてポイントを獲得できているのは嬉しいよ。既に80ポイントと、大量に獲得できているんだ」
「喜ぶべきだと思うし、この感じで維持していかなくちゃね。かなり上手くやれているし、昨シーズンから結果を改善することに集中しているんだ」
「ここ(アメリカズ)は僕が苦戦してきたコースなんだけど、今週末はかなりのポイントを獲得できた。それに、10位にいるよりも先頭に立っているほうが良いのは間違いないからね」
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