
MotoGP第3戦アメリカズGPの初日、ホルヘ・マルティン(プラマック)はプラクティスでコースレコードを更新する速さを発揮した。ただ、本人はこれでもまだマージンが残っていると語った。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズのサーキットレコードは、これまで2023年にフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)が記録した2分1秒892となっていた。マルティンは初日のプラクティスの段階で、2分1秒397と大きくそれを更新しトップタイムで予選Q2への進出を決めた。
そしてマルティンはこのアタックラップについて、ミスが2つあったためまだマージンがあると感じているという。
「ふたつ小さなミスをしてしまったんだ。だから明日に向けていくらかマージンがあると思う。大きなものじゃないけどね」
マルティンはそう語る。
「トラックコンディションが改善し続けることもあるからね。FP1からプラクティスでかなり改善されたと思うし、明日も良くなっていくだろう。だからもう少し速くなれると思う」
「でも満足しているよ。ペース面でも自信があるんだ」
「明日は多くのライダーが改善してくれば、その中で最強の枠に入るのはかなり大変だろう。でも僕は準備ができているし、全て対応できると思う」
そしてプラクティスを4番手タイムで終えたバニャイヤも調子は良いと語った。
「良い感じだよ。これまでで最高の金曜だった。昨年からしてもね」とバニャイヤはいう。
「今朝はポルティマオとだいたい同じようなセッティングでスタートしたんだ」
「結構競争力はあったけど、最高ではなかった。それで午後(プラクティス)はセットアップを昨年の(アメリカズGPの)モノに似たやつへ戻すことにしたんだ。そうすると、より良く感じられた」
「実際、カタールでセッティングが少し改善し始めていたんだ。でもグリップが凄く優れていたから、いくつかのことを理解しづらくなっていた」
「ポルティマオでは苦戦するところがあって、ブレーキをリリースしたときのフィーリングがベストなモノじゃなかった。今回はだいたいカタールと同じようになってきてるから、凄くハッピーだ」
「僕たちはミディアムタイヤで他とは異なる戦略をとっていたけど、ペースもとても良い。だから満足している」